この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年1月〜12月期の山形鉄道フラワー長井線 (赤湯駅～荒砥駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -11.4％( -0.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2019年)に比べて -32.5％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 137.9 坪 (昨年 112.2 坪から +23.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。宮内駅、南長井駅、あやめ公園駅、四季の郷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南長井駅で昨年に比べ +94.0 ％、坪単価は 5.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(南長井駅、四季の郷駅)は +91.4 ％(坪単価 +2.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鮎貝駅、荒砥駅)は -79.1 ％(坪単価 -1.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 12.8 分 → 2020年 14.2 分、+10.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.7 ％ → 2020年 7.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった赤湯駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +2.1％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて -48.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鮎貝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.22万円/坪(0.07万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -84.3％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 山形鉄道フラワー長井線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 赤湯駅 | 8.5万/坪 (93.8坪) | 8.3万/坪 (125坪) | 5.3万/坪 (121坪) |
| 南陽市役所駅 | 1.1万/坪 (272坪) | - | - |
| 宮内駅 | 5.3万/坪 (142坪) | 3.6万/坪 (101坪) | 6.1万/坪 (84.3坪) |
| おりはた駅 | 3.0万/坪 (182坪) | 3.1万/坪 (62.5坪) | 1.5万/坪 (48.4坪) |
| 梨郷駅 | - | 1.5万/坪 (93.8坪) | - |
| 西大塚駅 | - | 3.8万/坪 (52.9坪) | - |
| 今泉駅 | - | 0.5万/坪 (60.5坪) | 2.6万/坪 (315坪) |
| 時庭駅 | 1.8万/坪 (40.8坪) | - | - |
| 南長井駅 | 5.1万/坪 (98.3坪) | 2.6万/坪 (114坪) | 5.2万/坪 (130坪) |
| 長井駅 | 4.0万/坪 (184坪) | 6.7万/坪 (85.0坪) | 7.6万/坪 (71.5坪) |
| あやめ公園駅 | 4.8万/坪 (88.2坪) | 3.0万/坪 (98.3坪) | 6.2万/坪 (148坪) |
| 羽前成田駅 | - | - | - |
| 白兎駅 | 0.8万/坪 (484坪) | - | - |
| 蚕桑駅 | - | - | 1.0万/坪 (118坪) |
| 鮎貝駅 | 0.22万/坪 (454坪) | 1.4万/坪 (99.8坪) | 2.2万/坪 (175坪) |
| 四季の郷駅 | 3.4万/坪 (154坪) | 1.8万/坪 (225坪) | 2.7万/坪 (103坪) |
| 荒砥駅 | 0.7万/坪 (74.9坪) | 2.7万/坪 (190坪) | 1.7万/坪 (132坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南長井駅 5.1 万/坪(昨年同期比 +94.0 ％)
南長井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +94.0％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 113.9 坪から -13.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 18.0 分 → 2020年 15.2 分、-15.3 ％と減少)
四季の郷駅 3.4 万/坪(昨年同期比 +88.9 ％)
四季の郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +88.9％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 224.9 坪から -31.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.0 分 → 2020年 5.0 分、-70.6 ％と大きく減少)
鮎貝駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -84.3 ％)
鮎貝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.22万円/坪(0.07万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -84.3％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 453.8 坪 (昨年 99.8 坪から +354.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 1.0 分 → 2020年 16.0 分、+1500.0 ％と大きく増加)
荒砥駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -73.8 ％)
荒砥駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.21万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -73.8％( -2.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 189.6 坪から -60.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示