【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期のJR岩徳線 (岩国駅～櫛ケ浜駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +4.8％( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 125 件(１年前(2018年)に比べて -25.1％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 92.1 坪 (昨年 117.2 坪から -21.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。生野屋駅、周防花岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは周防久保駅で昨年に比べ +345.9 ％、坪単価は 5.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(周防久保駅、玖珂駅)は +292.0 ％(坪単価 +5.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川西駅、西岩国駅)は -28.0 ％(坪単価 -4.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 21.3 分 → 2019年 18.5 分、-13.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.0 ％ → 2019年 7.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +3.4％( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 50 件(１年前(2018年)に比べて -15.3％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大河内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.5％( +0.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR岩徳線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岩国駅 | 20.7万/坪 (78.5坪) | 20.0万/坪 (91.9坪) | 18.0万/坪 (98.4坪) |
| 西岩国駅 | 14.8万/坪 (68.5坪) | 20.5万/坪 (87.3坪) | 16.0万/坪 (89.4坪) |
| 川西駅 | 10.5万/坪 (124坪) | 14.6万/坪 (76.4坪) | 11.2万/坪 (99.4坪) |
| 柱野駅 | - | 2.9万/坪 (56.0坪) | 4.5万/坪 (242坪) |
| 欽明路駅 | 1.2万/坪 (299坪) | - | 1.1万/坪 (63.5坪) |
| 玖珂駅 | 8.9万/坪 (116坪) | 2.6万/坪 (275坪) | 8.8万/坪 (117坪) |
| 周防高森駅 | 5.5万/坪 (136坪) | 6.2万/坪 (97.6坪) | 5.7万/坪 (118坪) |
| 米川駅 | - | - | 1.5万/坪 (78.7坪) |
| 高水駅 | 6.0万/坪 (125坪) | 2.0万/坪 (175坪) | 2.2万/坪 (70.5坪) |
| 勝間駅 | - | 3.8万/坪 (157坪) | 3.1万/坪 (124坪) |
| 大河内駅 | 3.7万/坪 (49.2坪) | 3.5万/坪 (116坪) | 2.7万/坪 (207坪) |
| 周防久保駅 | 5.2万/坪 (218坪) | 1.2万/坪 (51.4坪) | - |
| 生野屋駅 | 11.6万/坪 (90.0坪) | 7.9万/坪 (150坪) | 7.9万/坪 (92.8坪) |
| 周防花岡駅 | 13.4万/坪 (68.2坪) | 10.8万/坪 (99.2坪) | 10.3万/坪 (167坪) |
| 櫛ケ浜駅 | 10.3万/坪 (113坪) | 11.6万/坪 (130坪) | 9.7万/坪 (75.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
周防久保駅 5.2 万/坪(昨年同期比 +345.9 ％)
周防久保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +345.9％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 51.4 坪から +323.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.0 分 → 2019年 24.7 分、+76.2 ％と大きく増加)
玖珂駅 8.9 万/坪(昨年同期比 +238.0 ％)
玖珂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +238.0％( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -28.6％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.3 坪 (昨年 274.8 坪から -57.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.6 分 → 2019年 11.6 分、-25.5 ％と大きく減少)
川西駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -28.4 ％)
川西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -28.4％( -4.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 76.4 坪から +62.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.7 分 → 2019年 4.0 分、-58.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
西岩国駅 14.8 万/坪(昨年同期比 -27.6 ％)
西岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -27.6％( -5.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.5 坪 (昨年 87.3 坪から -21.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示