【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の阪神本線 (千船駅～大阪梅田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +40.8％( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2020年)に比べて -26.1％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 31.4 坪から +52.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千船駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは姫島駅で昨年に比べ +224.6 ％、坪単価は 84.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(姫島駅)は +224.6 ％(坪単価 +58.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(野田駅)は -17.0 ％(坪単価 -24.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.6 分 → 2021年 8.5 分、+29.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 26.1 ％ → 2021年 11.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(56.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +9.7％( +16.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +11.1％( +4.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪神本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千船駅 | 47.1万/坪 (89.6坪) | 42.4万/坪 (46.7坪) | 45.6万/坪 (52.1坪) |
| 姫島駅 | 84.7万/坪 (28.0坪) | 26.1万/坪 (16.6坪) | 74.6万/坪 (52.9坪) |
| 淀川駅 | - | 52.2万/坪 (57.5坪) | 92.6万/坪 (15.1坪) |
| 野田駅 | 122万/坪 (38.3坪) | 146万/坪 (21.2坪) | 152万/坪 (21.9坪) |
| 福島駅 | 185万/坪 (33.6坪) | 169万/坪 (22.0坪) | 185万/坪 (79.8坪) |
| 大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
姫島駅 84.7 万/坪(昨年同期比 +224.6 ％)
姫島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.7万円/坪(25.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +224.6％( +58.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 16.6 坪から +68.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
野田駅 121.5 万/坪(昨年同期比 -17.0 ％)
野田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -17.0％( -24.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 38.3 坪 (昨年 21.2 坪から +81.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 6.8 分、+36.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示