【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の大阪千日前線 (野田阪神駅～南巽駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +49.0％( +61.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて +87.5％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 68.4 坪から -5.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。今里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは今里駅で昨年に比べ +38.7 ％、坪単価は 121 万円/坪となった。
上位 1 駅(今里駅)は +38.7 ％(坪単価 +33.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鶴橋駅)は -62.8 ％(坪単価 -190.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.6 分 → 2022年 5.0 分、-42.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 33.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新深江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(50.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +3.9％( +6.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北巽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.9万円/坪(23.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +1.3％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 大阪千日前線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野田阪神駅 | - | 97.2万/坪 (51.4坪) | - |
| 玉川駅 | 220万/坪 (63.5坪) | - | - |
| 阿波座駅 | - | - | - |
| 西長堀駅 | 344万/坪 (37.8坪) | - | 301万/坪 (49.9坪) |
| 桜川駅 | 301万/坪 (49.9坪) | - | - |
| 難波駅 | - | - | - |
| 日本橋駅 | 399万/坪 (72.6坪) | - | 113万/坪 (67.3坪) |
| 谷町九丁目駅 | 386万/坪 (54.5坪) | - | - |
| 鶴橋駅 | 113万/坪 (40.8坪) | 303万/坪 (36.3坪) | 121万/坪 (45.4坪) |
| 今里駅 | 121万/坪 (54.8坪) | 87.0万/坪 (40.8坪) | 86.7万/坪 (27.2坪) |
| 新深江駅 | 165万/坪 (42.4坪) | 159万/坪 (239坪) | - |
| 小路駅 | 101万/坪 (31.8坪) | - | - |
| 北巽駅 | 78.9万/坪 (151坪) | 77.9万/坪 (49.9坪) | 44.3万/坪 (151坪) |
| 南巽駅 | - | 109万/坪 (39.3坪) | 55.9万/坪 (215坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
今里駅 120.7 万/坪(昨年同期比 +38.7 ％)
今里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +38.7％( +33.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 40.8 坪から +34.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.5 分 → 2022年 5.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
鶴橋駅 112.6 万/坪(昨年同期比 -62.8 ％)
鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -62.8％( -190.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 36.3 坪から +12.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.0 分 → 2022年 3.0 分、-72.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示