【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR釧網本線 (釧路駅～網走駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -0.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 76 件(１年前(2023年)に比べて -38.2％( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 138.9 坪 (昨年 103.5 坪から +34.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。摩周駅、川湯温泉駅、知床斜里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは清里町駅で昨年に比べ +177.2 ％、坪単価は 0.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(清里町駅、川湯温泉駅)は +129.5 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(網走駅、釧路駅)は -20.9 ％(坪単価 -1.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.9 ％ → 2024年 3.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった釧路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.8％( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -32.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清里町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +177.2％( +0.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR釧網本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 釧路駅 | 6.6万/坪 (142坪) | 7.2万/坪 (85.8坪) | 7.2万/坪 (93.7坪) |
| 東釧路駅 | 5.7万/坪 (179坪) | 5.9万/坪 (89.2坪) | 5.9万/坪 (117坪) |
| 遠矢駅 | 0.9万/坪 (109坪) | 0.9万/坪 (91.1坪) | 1.9万/坪 (89.2坪) |
| 塘路駅 | - | 0.8万/坪 (93.8坪) | - |
| 茅沼駅 | - | - | 2.5万/坪 (90.0坪) |
| 標茶駅 | 2.6万/坪 (81.7坪) | - | 1.5万/坪 (87.7坪) |
| 磯分内駅 | - | - | 0.24万/坪 (127坪) |
| 摩周駅 | 1.6万/坪 (96.8坪) | 1.1万/坪 (162坪) | 0.5万/坪 (151坪) |
| 美留和駅 | - | 0.7万/坪 (224坪) | 0.01万/坪 (169坪) |
| 川湯温泉駅 | 1.4万/坪 (156坪) | 0.8万/坪 (90.4坪) | - |
| 緑駅 | - | - | 0.29万/坪 (514坪) |
| 札弦駅 | - | - | 0.6万/坪 (545坪) |
| 清里町駅 | 0.6万/坪 (87.7坪) | 0.21万/坪 (222坪) | 1.1万/坪 (88.9坪) |
| 中斜里駅 | - | - | - |
| 知床斜里駅 | 3.1万/坪 (99.1坪) | 2.0万/坪 (183坪) | 2.2万/坪 (156坪) |
| 止別駅 | - | - | - |
| 浜小清水駅 | - | - | - |
| 北浜駅 | - | - | - |
| 藻琴駅 | - | - | - |
| 鱒浦駅 | - | - | - |
| 桂台駅 | - | - | - |
| 網走駅 | 3.4万/坪 (157坪) | 5.2万/坪 (104坪) | 6.5万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
清里町駅 0.6 万/坪(昨年同期比 +177.2 ％)
清里町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +177.2％( +0.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 222.3 坪から -60.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 13.0 分、+36.8 ％と大きく増加)
川湯温泉駅 1.4 万/坪(昨年同期比 +81.9 ％)
川湯温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +81.9％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 155.8 坪 (昨年 90.4 坪から +72.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 36.0 分 → 2024年 23.0 分、-36.1 ％と大きく減少)
網走駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -33.9 ％)
網走駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -33.9％( -1.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -23.5％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.0 坪 (昨年 103.9 坪から +51.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 36.5 分 → 2024年 31.5 分、-13.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 7.7 ％)
釧路駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -7.8 ％)
釧路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.8％( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -32.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 141.8 坪 (昨年 85.8 坪から +65.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 33.5 分 → 2024年 28.9 分、-13.8 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示