【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR石北本線 (新旭川駅～網走駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -13.6％( -0.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 113.5 坪 (昨年 118.3 坪から -4.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。当麻駅、愛し野駅、端野駅、美幌駅、網走駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは美幌駅で昨年に比べ +86.4 ％、坪単価は 4.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(美幌駅、当麻駅)は +80.6 ％(坪単価 +1.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(相内駅、北見駅)は -46.6 ％(坪単価 -1.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 26.0 分 → 2022年 22.4 分、-13.8 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.8 ％ → 2022年 1.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった網走駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +48.8％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.30万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.9％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR石北本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新旭川駅 | - | - | - |
| 南永山駅 | - | - | - |
| 東旭川駅 | 4.2万/坪 (333坪) | - | - |
| 桜岡駅 | - | - | - |
| 当麻駅 | 3.1万/坪 (79.2坪) | 1.8万/坪 (188坪) | 2.3万/坪 (110坪) |
| 愛別駅 | - | - | 0.20万/坪 (60.5坪) |
| 中愛別駅 | - | - | - |
| 安足間駅 | - | - | - |
| 上川駅 | - | - | - |
| 白滝駅 | - | 0.03万/坪 (194坪) | - |
| 丸瀬布駅 | - | - | - |
| 瀬戸瀬駅 | - | - | - |
| 遠軽駅 | 3.1万/坪 (90.4坪) | 3.6万/坪 (96.2坪) | 2.0万/坪 (99.8坪) |
| 安国駅 | - | 0.5万/坪 (50.7坪) | 0.4万/坪 (303坪) |
| 生田原駅 | - | - | - |
| 西留辺蘂駅 | - | - | - |
| 留辺蘂駅 | - | 1.0万/坪 (191坪) | 0.5万/坪 (233坪) |
| 相内駅 | 0.30万/坪 (169坪) | 1.1万/坪 (333坪) | - |
| 東相内駅 | 2.7万/坪 (87.7坪) | 3.4万/坪 (109坪) | 2.8万/坪 (144坪) |
| 西北見駅 | 4.4万/坪 (74.1坪) | 5.5万/坪 (54.5坪) | 7.2万/坪 (90.8坪) |
| 北見駅 | 5.1万/坪 (113坪) | 6.4万/坪 (105坪) | 5.3万/坪 (102坪) |
| 柏陽駅 | 4.1万/坪 (48.4坪) | - | - |
| 愛し野駅 | 4.2万/坪 (90.8坪) | 3.0万/坪 (145坪) | - |
| 端野駅 | 1.8万/坪 (112坪) | 1.4万/坪 (277坪) | - |
| 緋牛内駅 | - | - | - |
| 美幌駅 | 4.4万/坪 (83.7坪) | 2.4万/坪 (156坪) | 1.7万/坪 (109坪) |
| 西女満別駅 | - | - | - |
| 女満別駅 | 0.8万/坪 (340坪) | - | 0.06万/坪 (81.7坪) |
| 呼人駅 | - | - | - |
| 網走駅 | 9.1万/坪 (106坪) | 6.1万/坪 (126坪) | 5.2万/坪 (107坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美幌駅 4.4 万/坪(昨年同期比 +86.4 ％)
美幌駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +86.4％( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 155.8 坪から -46.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 52.0 分 → 2022年 24.5 分、-52.9 ％と大きく減少)
当麻駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +74.8 ％)
当麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +74.8％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +800.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.2 坪 (昨年 187.6 坪から -57.8 ％減)。
相内駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -71.9 ％)
相内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.30万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -71.9％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 332.8 坪から -49.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 11.0 分、+83.3 ％と大きく増加)
北見駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -21.3 ％)
北見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -21.3％( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて -34.1％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 113.0 坪 (昨年 104.9 坪から +7.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示