【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR札沼線 (桑園駅～北海道医療大学駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.1万円/坪(7.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +79.7％( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 76.7 坪 (昨年 95.0 坪から -19.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。篠路駅、拓北駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは拓北駅で昨年に比べ +28.1 ％、坪単価は 17.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(拓北駅、篠路駅)は +25.6 ％(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(太美駅、新川駅)は -18.1 ％(坪単価 -1.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.1 分 → 2024年 9.7 分、-13.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 ％ → 2024年 16.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八軒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -4.7％( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった当別駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +8.3％( +0.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR札沼線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑園駅 | 42.5万/坪 (65.5坪) | - | 45.9万/坪 (54.5坪) |
| 八軒駅 | 36.1万/坪 (57.0坪) | 37.9万/坪 (59.3坪) | 45.8万/坪 (93.9坪) |
| 新川駅 | 28.5万/坪 (98.6坪) | 31.2万/坪 (137坪) | 32.8万/坪 (149坪) |
| 新琴似駅 | - | - | - |
| 太平駅 | 28.7万/坪 (90.8坪) | - | 38.4万/坪 (46.9坪) |
| 百合が原駅 | 17.8万/坪 (74.1坪) | - | 28.6万/坪 (147坪) |
| 篠路駅 | 24.1万/坪 (64.8坪) | 19.6万/坪 (53.8坪) | 15.7万/坪 (63.1坪) |
| 拓北駅 | 17.2万/坪 (76.8坪) | 13.4万/坪 (84.7坪) | 23.7万/坪 (73.5坪) |
| あいの里教育大駅 | - | - | 23.0万/坪 (95.3坪) |
| あいの里公園駅 | - | - | - |
| 太美駅 | 3.1万/坪 (122坪) | 4.3万/坪 (87.2坪) | 2.9万/坪 (142坪) |
| 当別駅 | 2.6万/坪 (84.7坪) | 2.4万/坪 (125坪) | 3.2万/坪 (86.4坪) |
| 北海道医療大学駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
拓北駅 17.2 万/坪(昨年同期比 +28.1 ％)
拓北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +28.1％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 76.8 坪 (昨年 84.7 坪から -9.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.8 分 → 2024年 7.2 分、-38.3 ％と大きく減少)
篠路駅 24.1 万/坪(昨年同期比 +23.1 ％)
篠路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +23.1％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.8 坪 (昨年 53.8 坪から +20.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.8 分 → 2024年 9.7 分、-30.0 ％と大きく減少)
太美駅 3.1 万/坪(昨年同期比 -27.7 ％)
太美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -27.7％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.0 坪 (昨年 87.2 坪から +39.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.7 分 → 2024年 16.0 分、+65.5 ％と大きく増加)
新川駅 28.5 万/坪(昨年同期比 -8.5 ％)
新川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.5％( -2.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 137.3 坪から -28.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.5 分 → 2024年 8.0 分、-59.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示