【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR宗谷本線 (旭川駅～稚内駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +7.2％( +0.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2022年)に比べて -17.3％( -18件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 123.4 坪から +6.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。士別駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは士別駅で昨年に比べ +50.5 ％、坪単価は 2.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(士別駅、南稚内駅)は +34.1 ％(坪単価 +0.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(比布駅、稚内駅)は -87.3 ％(坪単価 -1.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 42.2 分 → 2023年 47.5 分、+12.6 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 ％ → 2023年 2.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった旭川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -0.1％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 67 件(１年前(2022年)に比べて -2.9％( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった比布駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -88.8％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR宗谷本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 旭川駅 | 7.1万/坪 (124坪) | 7.1万/坪 (112坪) | 6.9万/坪 (98.2坪) |
| 旭川四条駅 | - | - | - |
| 新旭川駅 | - | - | - |
| 永山駅 | - | - | - |
| 比布駅 | 0.10万/坪 (103坪) | 0.9万/坪 (96.8坪) | - |
| 蘭留駅 | - | - | - |
| 塩狩駅 | - | - | - |
| 和寒駅 | - | - | - |
| 剣淵駅 | 0.6万/坪 (163坪) | 0.9万/坪 (178坪) | 1.3万/坪 (60.5坪) |
| 士別駅 | 2.9万/坪 (197坪) | 1.9万/坪 (74.1坪) | 2.4万/坪 (86.2坪) |
| 多寄駅 | - | - | - |
| 瑞穂駅 | - | - | - |
| 風連駅 | - | - | - |
| 名寄高校駅 | - | - | - |
| 名寄駅 | 2.5万/坪 (102坪) | 3.2万/坪 (140坪) | 0.6万/坪 (66.6坪) |
| 美深駅 | - | - | - |
| 初野駅 | - | - | - |
| 恩根内駅 | - | - | - |
| 咲来駅 | - | - | - |
| 音威子府駅 | - | - | - |
| 佐久駅 | - | - | - |
| 天塩中川駅 | - | - | - |
| 問寒別駅 | - | - | 0.4万/坪 (121坪) |
| 雄信内駅 | - | - | - |
| 幌延駅 | - | - | - |
| 豊富駅 | - | 1.7万/坪 (74.1坪) | 0.5万/坪 (206坪) |
| 兜沼駅 | - | 0.25万/坪 (197坪) | - |
| 勇知駅 | - | - | - |
| 抜海駅 | - | - | 0.7万/坪 (130坪) |
| 南稚内駅 | 3.4万/坪 (152坪) | 2.9万/坪 (260坪) | 0.3万/坪 (90.8坪) |
| 稚内駅 | 0.4万/坪 (275坪) | 3.0万/坪 (172坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
士別駅 2.9 万/坪(昨年同期比 +50.5 ％)
士別駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +50.5％( +1.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 196.6 坪 (昨年 74.1 坪から +165.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 44.0 分 → 2023年 20.5 分、-53.4 ％と大きく減少)
南稚内駅 3.4 万/坪(昨年同期比 +17.6 ％)
南稚内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +17.6％( +0.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +233.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 151.9 坪 (昨年 260.2 坪から -41.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.0 分 → 2023年 28.5 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 20.0 ％)
比布駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -88.8 ％)
比布駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -88.8％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 96.8 坪から +6.2 ％増)。
稚内駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -85.8 ％)
稚内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -85.8％( -2.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 275.3 坪 (昨年 172.4 坪から +59.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 35.6 分 → 2023年 24.0 分、-32.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示