【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の札幌市東西線 (宮の沢駅～新さっぽろ駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.8万円/坪(16.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.8％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 80 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 90.7 坪 (昨年 78.1 坪から +16.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。南郷7丁目駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南郷7丁目駅で昨年に比べ +82.2 ％、坪単価は 67.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(南郷7丁目駅、西28丁目駅)は +49.5 ％(坪単価 +21.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(発寒南駅、大谷地駅)は -32.0 ％(坪単価 -13.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.1 分 → 2024年 17.9 分、+11.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 2.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった円山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.3万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.6％( -13.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて +450.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった発寒南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -32.6％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +70.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 札幌市東西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宮の沢駅 | 34.2万/坪 (160坪) | 43.4万/坪 (83.2坪) | 39.2万/坪 (81.9坪) |
| 発寒南駅 | 26.7万/坪 (68.9坪) | 39.6万/坪 (61.3坪) | 38.3万/坪 (72.7坪) |
| 琴似駅 | 54.8万/坪 (67.6坪) | 64.2万/坪 (75.6坪) | 55.7万/坪 (109坪) |
| 二十四軒駅 | 67.5万/坪 (281坪) | 68.6万/坪 (40.8坪) | 69.1万/坪 (99.8坪) |
| 西28丁目駅 | 87.2万/坪 (91.1坪) | 74.6万/坪 (83.2坪) | 102万/坪 (303坪) |
| 円山公園駅 | 90.3万/坪 (30.5坪) | 103万/坪 (66.6坪) | 41.7万/坪 (83.7坪) |
| 西18丁目駅 | 78.4万/坪 (148坪) | 94.7万/坪 (47.9坪) | 64.2万/坪 (25.4坪) |
| 西11丁目駅 | 138万/坪 (72.6坪) | - | 82.6万/坪 (12.5坪) |
| 大通駅 | - | - | - |
| バスセンター前駅 | 201万/坪 (34.8坪) | - | 23.5万/坪 (30.3坪) |
| 菊水駅 | 51.3万/坪 (138坪) | 58.7万/坪 (151坪) | 60.2万/坪 (84.7坪) |
| 東札幌駅 | 35.7万/坪 (197坪) | 41.5万/坪 (41.8坪) | - |
| 白石駅 | 29.6万/坪 (88.9坪) | 33.6万/坪 (60.3坪) | 47.1万/坪 (58.6坪) |
| 南郷7丁目駅 | 67.9万/坪 (87.7坪) | 37.3万/坪 (59.0坪) | 52.2万/坪 (50.9坪) |
| 南郷13丁目駅 | 55.0万/坪 (37.8坪) | 54.8万/坪 (77.1坪) | 79.6万/坪 (66.6坪) |
| 南郷18丁目駅 | 31.5万/坪 (112坪) | 44.3万/坪 (60.7坪) | 36.7万/坪 (58.2坪) |
| 大谷地駅 | 28.6万/坪 (126坪) | 41.7万/坪 (145坪) | 30.7万/坪 (78.7坪) |
| ひばりが丘駅 | 49.8万/坪 (110坪) | 72.1万/坪 (160坪) | 57.2万/坪 (70.3坪) |
| 新さっぽろ駅 | 39.4万/坪 (83.2坪) | 36.9万/坪 (127坪) | 46.3万/坪 (78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南郷7丁目駅 67.9 万/坪(昨年同期比 +82.2 ％)
南郷7丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +82.2％( +30.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 59.0 坪から +48.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.0 分 → 2024年 5.2 分、-67.2 ％と大きく減少)
西28丁目駅 87.2 万/坪(昨年同期比 +16.8 ％)
西28丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +16.8％( +12.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 91.1 坪 (昨年 83.2 坪から +9.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.0 分 → 2024年 10.0 分、-16.7 ％と減少)
発寒南駅 26.7 万/坪(昨年同期比 -32.6 ％)
発寒南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -32.6％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +70.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 68.9 坪 (昨年 61.3 坪から +12.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 28.1 分 → 2024年 24.8 分、-11.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 11.8 ％)
大谷地駅 28.6 万/坪(昨年同期比 -31.4 ％)
大谷地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -31.4％( -13.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 144.7 坪から -13.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 21.0 分 → 2024年 23.7 分、+12.7 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示