【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の阪神本線 (元町駅~杭瀬駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(34.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +5.9%( +6.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -38.3%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 57.9 坪から +1.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。石屋川駅、西宮駅、甲子園駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは御影駅で昨年に比べ +169.8 %、坪単価は 246 万円/坪となった。
上位 2 駅(御影駅、春日野道駅)は +150.4 %(坪単価 +135.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大物駅、大石駅)は -57.5 %(坪単価 -103.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.6 分 → 2024年 7.0 分、-27.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 % → 2024年 10.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった御影駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 246万円/坪(74.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +169.8%( +154.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大物駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -59.5%( -52.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
阪神本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
元町駅 | - | - | - |
春日野道駅 | 204万/坪 (18.2坪) | 88.3万/坪 (106坪) | 75.6万/坪 (86.2坪) |
岩屋駅 | 209万/坪 (18.2坪) | - | - |
西灘駅 | - | 109万/坪 (43.9坪) | - |
大石駅 | 123万/坪 (44.6坪) | 278万/坪 (15.1坪) | 102万/坪 (68.1坪) |
新在家駅 | - | 132万/坪 (22.7坪) | - |
石屋川駅 | 180万/坪 (33.3坪) | 114万/坪 (43.9坪) | - |
御影駅 | 246万/坪 (130坪) | 91.2万/坪 (68.1坪) | 113万/坪 (41.8坪) |
住吉駅 | 113万/坪 (112坪) | 252万/坪 (40.1坪) | 119万/坪 (35.2坪) |
魚崎駅 | - | - | 134万/坪 (96.8坪) |
青木駅 | 165万/坪 (151坪) | - | 81.2万/坪 (54.5坪) |
深江駅 | - | - | - |
芦屋駅 | 150万/坪 (111坪) | 185万/坪 (42.4坪) | 106万/坪 (62.0坪) |
打出駅 | 118万/坪 (66.6坪) | 101万/坪 (50.7坪) | 131万/坪 (28.0坪) |
香櫨園駅 | 113万/坪 (38.6坪) | 126万/坪 (96.3坪) | - |
西宮駅 | 124万/坪 (72.6坪) | 98.7万/坪 (62.8坪) | 137万/坪 (54.8坪) |
今津駅 | - | - | 159万/坪 (25.7坪) |
久寿川駅 | - | 98.0万/坪 (30.3坪) | - |
甲子園駅 | 170万/坪 (10.6坪) | 129万/坪 (40.8坪) | 150万/坪 (44.2坪) |
鳴尾・武庫川女子大前駅 | - | 77.1万/坪 (27.2坪) | 122万/坪 (221坪) |
武庫川駅 | 61.7万/坪 (24.2坪) | 84.9万/坪 (48.4坪) | 82.4万/坪 (29.1坪) |
尼崎センタープール前駅 | 59.2万/坪 (28.7坪) | 68.2万/坪 (48.4坪) | 63.8万/坪 (123坪) |
出屋敷駅 | - | 56.9万/坪 (65.3坪) | 86.1万/坪 (51.7坪) |
尼崎駅 | 49.2万/坪 (36.7坪) | 82.6万/坪 (60.8坪) | 82.7万/坪 (52.0坪) |
大物駅 | 35.7万/坪 (56.0坪) | 88.2万/坪 (45.4坪) | 26.3万/坪 (15.1坪) |
杭瀬駅 | 51.5万/坪 (46.9坪) | 79.8万/坪 (74.6坪) | 62.0万/坪 (48.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
御影駅 246.0 万/坪(昨年同期比 +169.8 %)
御影駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 246万円/坪(74.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +169.8%( +154.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 68.1 坪から +91.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.3 分 → 2024年 2.0 分、-85.0 %と大きく減少)
春日野道駅 203.9 万/坪(昨年同期比 +130.9 %)
春日野道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 204万円/坪(61.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +130.9%( +115.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 105.9 坪から -82.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.5 分 → 2024年 2.0 分、-86.2 %と大きく減少)
大物駅 35.7 万/坪(昨年同期比 -59.5 %)
大物駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -59.5%( -52.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 45.4 坪から +23.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 15.0 分、+87.5 %と大きく増加)
大石駅 123.5 万/坪(昨年同期比 -55.5 %)
大石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -55.5%( -154.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 15.1 坪から +195.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 5.5 分、+37.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示