【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年4月〜6月期の阪神本線 (元町駅～杭瀬駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.0万円/坪(24.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -18.8％( -18.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2019年)に比べて -15.1％( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 56.4 坪 (昨年 58.2 坪から -3.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。西宮駅、甲子園駅、武庫川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西宮駅で昨年に比べ +55.0 ％、坪単価は 145 万円/坪となった。
上位 2 駅(西宮駅、武庫川駅)は +41.7 ％(坪単価 +30.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(深江駅、元町駅)は -55.7 ％(坪単価 -109.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.8 ％ → 2020年 17.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった元町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -39.0％( -123.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった深江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -72.5％( -95.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 阪神本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 元町駅 | 193万/坪 (19.7坪) | 317万/坪 (16.6坪) | - |
| 春日野道駅 | - | 113万/坪 (10.6坪) | 108万/坪 (74.9坪) |
| 岩屋駅 | - | - | - |
| 西灘駅 | - | - | 106万/坪 (22.7坪) |
| 大石駅 | - | 47.2万/坪 (10.6坪) | - |
| 新在家駅 | - | - | - |
| 石屋川駅 | 78.1万/坪 (49.9坪) | - | - |
| 御影駅 | 86.9万/坪 (51.0坪) | 122万/坪 (74.1坪) | 92.3万/坪 (75.6坪) |
| 住吉駅 | 124万/坪 (43.9坪) | 122万/坪 (115坪) | 132万/坪 (36.3坪) |
| 魚崎駅 | - | 61.6万/坪 (69.6坪) | 126万/坪 (103坪) |
| 青木駅 | - | 115万/坪 (28.7坪) | - |
| 深江駅 | 36.4万/坪 (90.8坪) | 132万/坪 (39.3坪) | 27.9万/坪 (21.2坪) |
| 芦屋駅 | 152万/坪 (71.6坪) | 188万/坪 (45.9坪) | 118万/坪 (106坪) |
| 打出駅 | - | 112万/坪 (43.9坪) | 96.2万/坪 (158坪) |
| 香櫨園駅 | 68.1万/坪 (31.8坪) | - | 24.0万/坪 (16.6坪) |
| 西宮駅 | 145万/坪 (96.8坪) | 93.3万/坪 (61.5坪) | 128万/坪 (103坪) |
| 今津駅 | - | 108万/坪 (89.2坪) | - |
| 久寿川駅 | 77.5万/坪 (87.7坪) | 113万/坪 (25.7坪) | 93.1万/坪 (34.0坪) |
| 甲子園駅 | 106万/坪 (82.8坪) | 87.2万/坪 (79.4坪) | 111万/坪 (56.7坪) |
| 鳴尾・武庫川女子大前駅 | 71.5万/坪 (53.7坪) | 117万/坪 (46.9坪) | 112万/坪 (68.6坪) |
| 武庫川駅 | 42.7万/坪 (85.3坪) | 33.2万/坪 (55.2坪) | 70.5万/坪 (32.7坪) |
| 尼崎センタープール前駅 | - | 45.5万/坪 (110坪) | - |
| 出屋敷駅 | 54.2万/坪 (29.7坪) | 62.4万/坪 (54.5坪) | 62.4万/坪 (49.7坪) |
| 尼崎駅 | 64.5万/坪 (47.6坪) | 70.7万/坪 (54.5坪) | 55.4万/坪 (58.1坪) |
| 大物駅 | 53.8万/坪 (40.1坪) | 46.5万/坪 (44.6坪) | 59.0万/坪 (31.3坪) |
| 杭瀬駅 | 62.2万/坪 (25.7坪) | - | 48.3万/坪 (48.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西宮駅 144.6 万/坪(昨年同期比 +55.0 ％)
西宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +55.0％( +51.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 61.5 坪から +57.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 7.0 分 → 2020年 6.0 分、-14.3 ％と減少)
武庫川駅 42.7 万/坪(昨年同期比 +28.5 ％)
武庫川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.7万円/坪(12.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +28.5％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 85.3 坪 (昨年 55.2 坪から +54.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.5 分 → 2020年 12.0 分、-22.6 ％と大きく減少)
深江駅 36.4 万/坪(昨年同期比 -72.5 ％)
深江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -72.5％( -95.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 39.3 坪から +130.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
元町駅 193.3 万/坪(昨年同期比 -39.0 ％)
元町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -39.0％( -123.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 16.6 坪から +18.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示