【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期のJR山陰本線 (京都駅～上夜久野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.7％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 84 件(１年前(2021年)に比べて -15.2％( -15件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 92.9 坪 (昨年 89.2 坪から +4.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。太秦駅、嵯峨嵐山駅、石原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは嵯峨嵐山駅で昨年に比べ +87.2 ％、坪単価は 88.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(嵯峨嵐山駅、石原駅)は +83.2 ％(坪単価 +23.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(園部駅、高津駅)は -56.5 ％(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.0 ％ → 2022年 3.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.9 分 → 2022年 31.0 分、+29.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.3％( -13.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった胡麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.28万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -24.9％( -0.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | 373万/坪 (166坪) | - | - |
| 梅小路京都西駅 | 132万/坪 (27.2坪) | 122万/坪 (144坪) | 156万/坪 (16.6坪) |
| 丹波口駅 | 89.6万/坪 (25.7坪) | 115万/坪 (52.9坪) | 205万/坪 (63.5坪) |
| 二条駅 | 136万/坪 (23.6坪) | 150万/坪 (112坪) | - |
| 円町駅 | 99.1万/坪 (37.4坪) | 90.1万/坪 (54.3坪) | 42.3万/坪 (83.2坪) |
| 花園駅 | - | 72.5万/坪 (22.3坪) | - |
| 太秦駅 | 60.1万/坪 (33.3坪) | 38.1万/坪 (26.2坪) | - |
| 嵯峨嵐山駅 | 88.0万/坪 (28.7坪) | 47.0万/坪 (321坪) | 62.6万/坪 (39.3坪) |
| 保津峡駅 | - | - | - |
| 馬堀駅 | 17.2万/坪 (80.2坪) | 25.2万/坪 (145坪) | 21.5万/坪 (102坪) |
| 亀岡駅 | 18.8万/坪 (99.2坪) | 30.4万/坪 (55.3坪) | 9.0万/坪 (61.1坪) |
| 並河駅 | 26.5万/坪 (68.8坪) | 34.5万/坪 (39.7坪) | - |
| 千代川駅 | 30.3万/坪 (130坪) | 26.4万/坪 (39.8坪) | - |
| 八木駅 | 16.5万/坪 (30.3坪) | 22.7万/坪 (58.2坪) | 11.8万/坪 (98.8坪) |
| 吉富駅 | - | - | - |
| 園部駅 | 5.2万/坪 (194坪) | 12.2万/坪 (102坪) | 6.6万/坪 (65.5坪) |
| 船岡駅 | - | - | - |
| 日吉駅 | 2.5万/坪 (48.4坪) | - | 0.17万/坪 (77.9坪) |
| 鍼灸大学前駅 | - | - | - |
| 胡麻駅 | 0.9万/坪 (109坪) | 1.2万/坪 (68.1坪) | 5.0万/坪 (66.6坪) |
| 下山駅 | 1.3万/坪 (67.6坪) | 2.4万/坪 (53.7坪) | 1.1万/坪 (95.3坪) |
| 和知駅 | 0.19万/坪 (236坪) | - | - |
| 安栖里駅 | - | - | - |
| 立木駅 | - | - | - |
| 山家駅 | - | - | - |
| 綾部駅 | 12.7万/坪 (95.3坪) | 13.3万/坪 (88.9坪) | 13.1万/坪 (56.5坪) |
| 高津駅 | 1.8万/坪 (171坪) | 4.0万/坪 (454坪) | - |
| 石原駅 | 12.0万/坪 (106坪) | 6.7万/坪 (68.6坪) | 8.1万/坪 (119坪) |
| 福知山駅 | 13.9万/坪 (91.8坪) | 13.1万/坪 (106坪) | 9.0万/坪 (147坪) |
| 上川口駅 | - | - | - |
| 下夜久野駅 | - | - | 1.8万/坪 (56.0坪) |
| 上夜久野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
嵯峨嵐山駅 88.0 万/坪(昨年同期比 +87.2 ％)
嵯峨嵐山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.0万円/坪(26.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +87.2％( +41.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 320.7 坪から -91.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 6.0 分、-53.8 ％と大きく減少)
石原駅 12.0 万/坪(昨年同期比 +79.1 ％)
石原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +79.1％( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 105.6 坪 (昨年 68.6 坪から +54.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 33.7 分 → 2022年 27.3 分、-19.1 ％と減少)
園部駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -57.3 ％)
園部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -57.3％( -7.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 194.4 坪 (昨年 102.4 坪から +89.8 ％増)。
高津駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -55.8 ％)
高津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -55.8％( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 170.9 坪 (昨年 453.8 坪から -62.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 21.0 分、+133.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示