【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期のJR山陰本線 (京都駅～上夜久野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -24.5％( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 85 件(１年前(2019年)に比べて +4.9％( +4件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.3 坪 (昨年 116.1 坪から -27.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。花園駅、太秦駅、亀岡駅、石原駅、福知山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下山駅で昨年に比べ +638.0 ％、坪単価は 2.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(下山駅、並河駅)は +375.7 ％(坪単価 +10.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(胡麻駅、丹波口駅)は -39.8 ％(坪単価 -40.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 8.6 ％ → 2020年 7.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった二条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +8.8％( +13.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった胡麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -40.3％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | - | 357万/坪 (52.4坪) | 171万/坪 (81.7坪) |
| 梅小路京都西駅 | 104万/坪 (30.3坪) | 121万/坪 (30.3坪) | 121万/坪 (90.8坪) |
| 丹波口駅 | 124万/坪 (22.7坪) | 204万/坪 (150坪) | 102万/坪 (25.0坪) |
| 二条駅 | 171万/坪 (60.5坪) | 157万/坪 (50.7坪) | 161万/坪 (26.5坪) |
| 円町駅 | 71.5万/坪 (52.2坪) | 86.2万/坪 (53.1坪) | 99.7万/坪 (40.3坪) |
| 花園駅 | 103万/坪 (43.4坪) | 62.2万/坪 (56.0坪) | - |
| 太秦駅 | 78.4万/坪 (40.8坪) | 48.7万/坪 (28.7坪) | - |
| 嵯峨嵐山駅 | 42.9万/坪 (71.1坪) | 47.5万/坪 (108坪) | 54.1万/坪 (74.6坪) |
| 保津峡駅 | - | - | - |
| 馬堀駅 | 21.9万/坪 (104坪) | - | 28.4万/坪 (50.4坪) |
| 亀岡駅 | 16.8万/坪 (83.2坪) | 12.0万/坪 (150坪) | 12.7万/坪 (49.9坪) |
| 並河駅 | 33.2万/坪 (46.4坪) | 15.5万/坪 (123坪) | 24.9万/坪 (169坪) |
| 千代川駅 | - | 15.9万/坪 (75.6坪) | 37.5万/坪 (51.4坪) |
| 八木駅 | 5.1万/坪 (154坪) | 5.3万/坪 (250坪) | 2.2万/坪 (184坪) |
| 吉富駅 | - | - | - |
| 園部駅 | 7.4万/坪 (83.8坪) | 7.8万/坪 (122坪) | 6.3万/坪 (167坪) |
| 船岡駅 | - | - | - |
| 日吉駅 | - | 0.8万/坪 (545坪) | - |
| 鍼灸大学前駅 | - | - | 0.3万/坪 (393坪) |
| 胡麻駅 | 1.1万/坪 (88.5坪) | 1.9万/坪 (68.1坪) | 0.4万/坪 (128坪) |
| 下山駅 | 2.9万/坪 (140坪) | 0.4万/坪 (189坪) | 0.6万/坪 (140坪) |
| 和知駅 | - | - | 0.22万/坪 (105坪) |
| 安栖里駅 | - | - | - |
| 立木駅 | - | - | - |
| 山家駅 | - | 0.23万/坪 (260坪) | - |
| 綾部駅 | 13.8万/坪 (79.6坪) | 13.5万/坪 (78.7坪) | 9.8万/坪 (110坪) |
| 高津駅 | - | - | 0.7万/坪 (166坪) |
| 石原駅 | 10.7万/坪 (113坪) | 7.3万/坪 (131坪) | - |
| 福知山駅 | 14.9万/坪 (141坪) | 11.3万/坪 (107坪) | 10.6万/坪 (257坪) |
| 上川口駅 | - | - | - |
| 下夜久野駅 | 0.5万/坪 (78.7坪) | - | 6.5万/坪 (263坪) |
| 上夜久野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下山駅 2.9 万/坪(昨年同期比 +638.0 ％)
下山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.9万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +638.0％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 139.6 坪 (昨年 189.1 坪から -26.2 ％減)。
並河駅 33.2 万/坪(昨年同期比 +113.5 ％)
並河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.2万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +113.5％( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 46.4 坪 (昨年 122.5 坪から -62.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 13.5 分 → 2020年 11.3 分、-16.0 ％と減少)
胡麻駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -40.3 ％)
胡麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -40.3％( -0.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 68.1 坪から +30.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.0 分 → 2020年 28.8 分、-36.1 ％と大きく減少)
丹波口駅 123.7 万/坪(昨年同期比 -39.3 ％)
丹波口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -39.3％( -80.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 150.5 坪から -84.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.0 分 → 2020年 10.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示