【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期のJR山陰本線 (京都駅～上夜久野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +86.0％( +22.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 81 件(１年前(2018年)に比べて -11.0％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 116.1 坪 (昨年 141.4 坪から -17.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。園部駅、綾部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは胡麻駅で昨年に比べ +408.2 ％、坪単価は 1.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(胡麻駅、八木駅)は +276.3 ％(坪単価 +2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千代川駅、並河駅)は -47.7 ％(坪単価 -15.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 33.4 分 → 2019年 26.8 分、-19.8 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 ％ → 2019年 8.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 357万円/坪(108万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +108.2％( +185.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.12万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -30.5％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて -41.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京都駅 | 357万/坪 (52.4坪) | 171万/坪 (81.7坪) | 19.2万/坪 (46.9坪) |
| 梅小路京都西駅 | 121万/坪 (30.3坪) | 121万/坪 (90.8坪) | - |
| 丹波口駅 | 204万/坪 (150坪) | 102万/坪 (25.0坪) | 109万/坪 (31.8坪) |
| 二条駅 | 157万/坪 (50.7坪) | 161万/坪 (26.5坪) | 121万/坪 (53.7坪) |
| 円町駅 | 86.2万/坪 (53.1坪) | 99.7万/坪 (40.3坪) | 85.8万/坪 (28.2坪) |
| 花園駅 | 62.2万/坪 (56.0坪) | - | 60.8万/坪 (127坪) |
| 太秦駅 | 48.7万/坪 (28.7坪) | - | - |
| 嵯峨嵐山駅 | 47.5万/坪 (108坪) | 54.1万/坪 (74.6坪) | 34.4万/坪 (154坪) |
| 保津峡駅 | - | - | - |
| 馬堀駅 | - | 28.4万/坪 (50.4坪) | 20.7万/坪 (79.5坪) |
| 亀岡駅 | 12.0万/坪 (150坪) | 12.7万/坪 (49.9坪) | 6.7万/坪 (72.0坪) |
| 並河駅 | 15.5万/坪 (123坪) | 24.9万/坪 (169坪) | 9.9万/坪 (15.1坪) |
| 千代川駅 | 15.9万/坪 (75.6坪) | 37.5万/坪 (51.4坪) | - |
| 八木駅 | 5.3万/坪 (250坪) | 2.2万/坪 (184坪) | 0.11万/坪 (90.8坪) |
| 吉富駅 | - | - | - |
| 園部駅 | 7.8万/坪 (122坪) | 6.3万/坪 (167坪) | 9.1万/坪 (51.4坪) |
| 船岡駅 | - | - | 0.09万/坪 (87.7坪) |
| 日吉駅 | 0.8万/坪 (545坪) | - | - |
| 鍼灸大学前駅 | - | 0.3万/坪 (393坪) | - |
| 胡麻駅 | 1.9万/坪 (68.1坪) | 0.4万/坪 (128坪) | 3.0万/坪 (89.2坪) |
| 下山駅 | 0.4万/坪 (189坪) | 0.6万/坪 (140坪) | 0.6万/坪 (217坪) |
| 和知駅 | - | 0.22万/坪 (105坪) | 0.07万/坪 (281坪) |
| 安栖里駅 | - | - | - |
| 立木駅 | - | - | - |
| 山家駅 | 0.23万/坪 (260坪) | - | - |
| 綾部駅 | 13.5万/坪 (78.7坪) | 9.8万/坪 (110坪) | 10.9万/坪 (140坪) |
| 高津駅 | - | 0.7万/坪 (166坪) | - |
| 石原駅 | 7.3万/坪 (131坪) | - | - |
| 福知山駅 | 11.3万/坪 (107坪) | 10.6万/坪 (257坪) | 8.4万/坪 (158坪) |
| 上川口駅 | - | - | - |
| 下夜久野駅 | - | 6.5万/坪 (263坪) | - |
| 上夜久野駅 | - | - | 1.1万/坪 (206坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
胡麻駅 1.9 万/坪(昨年同期比 +408.2 ％)
胡麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +408.2％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 128.0 坪から -46.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 19.4 分 → 2019年 45.0 分、+132.0 ％と大きく増加)
八木駅 5.3 万/坪(昨年同期比 +144.3 ％)
八木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +144.3％( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 250.3 坪 (昨年 183.5 坪から +36.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 64.3 分 → 2019年 18.8 分、-70.9 ％と大きく減少)
千代川駅 15.9 万/坪(昨年同期比 -57.7 ％)
千代川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -57.7％( -21.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 51.4 坪から +47.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.5 分 → 2019年 11.0 分、+144.4 ％と大きく増加)
並河駅 15.5 万/坪(昨年同期比 -37.7 ％)
並河駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -37.7％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 168.6 坪から -27.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.5 分 → 2019年 13.5 分、-22.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示