【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期の東北新幹線 (新白河駅～福島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +13.4％( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 36 件(１年前(2022年)に比べて -41.0％( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 27.2年から -7.1 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から +2.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。郡山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは郡山駅で昨年に比べ +28.8 ％、単価は 25.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(郡山駅)は +28.8 ％(単価 +5.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(福島駅)は -36.8 ％(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.3 ％ → 2023年 61.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.6 ％ → 2023年 5.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.3 ％ → 2023年 8.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +28.8％( +5.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて -38.6％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -36.8％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて -47.1％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新白河駅 | - | - | - |
| 郡山駅 | 25.8万/㎡ (22.3年/70.4㎡) | 20.0万/㎡ (26.3年/63.5㎡) | 23.1万/㎡ (23.9年/68.0㎡) |
| 福島駅 | 11.9万/㎡ (34.0年/48.9㎡) | 18.8万/㎡ (29.4年/63.5㎡) | 16.0万/㎡ (31.9年/52.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
郡山駅 25.8 万/㎡(昨年同期比 +28.8 ％)
郡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +28.8％( +5.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2022年)に比べて -38.6％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 26.3年から -15.2 ％減)。平均専有面積は 70.4 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から +10.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 26.3 年 → 2023年 22.3 年、-15.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 81.8 ％ → 2023年 55.6 ％)
福島駅 11.9 万/㎡(昨年同期比 -36.8 ％)
福島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -36.8％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて -47.1％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 29.4年から +15.6 ％増)。平均専有面積は 48.9 ㎡ (昨年 63.5 ㎡から -23.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 29.4 年 → 2023年 34.0 年、+15.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.8 ％ → 2023年 22.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示