【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の相模鉄道いずみ野線 (二俣川駅～湘南台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +11.6％( +4.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -90.2％( -357件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 32.1年から -8.4 ％減)。平均専有面積は 67.4 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から +2.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。弥生台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは弥生台駅で昨年に比べ +29.8 ％、単価は 40.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(弥生台駅)は +29.8 ％(単価 +9.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(南万騎が原駅)は -9.7 ％(単価 -4.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.8 ％ → 2024年 21.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.7 ％ → 2024年 41.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.6 ％ → 2024年 9.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.6 ％ → 2024年 2.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった湘南台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.7％( +4.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -89.4％( -84件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二俣川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +19.2％( +5.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -89.0％( -129件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 相模鉄道いずみ野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 二俣川駅 | 36.5万/㎡ (39.8年/58.1㎡) | 30.6万/㎡ (41.9年/57.8㎡) | 35.3万/㎡ (38.6年/54.8㎡) |
| 南万騎が原駅 | 40.0万/㎡ (17.0年/82.5㎡) | 44.3万/㎡ (20.2年/71.2㎡) | 32.7万/㎡ (24.4年/78.5㎡) |
| 緑園都市駅 | 46.3万/㎡ (20.8年/83.8㎡) | 49.1万/㎡ (25.4年/77.6㎡) | 43.3万/㎡ (25.5年/82.3㎡) |
| 弥生台駅 | 40.4万/㎡ (24.9年/76.4㎡) | 31.1万/㎡ (28.3年/83.5㎡) | 33.5万/㎡ (29.3年/78.2㎡) |
| いずみ野駅 | - | 28.7万/㎡ (41.4年/68.6㎡) | 23.9万/㎡ (38.6年/66.1㎡) |
| いずみ中央駅 | - | 35.4万/㎡ (30.9年/67.1㎡) | 35.5万/㎡ (30.7年/66.6㎡) |
| ゆめが丘駅 | - | - | - |
| 湘南台駅 | 52.1万/㎡ (21.8年/66.5㎡) | 47.9万/㎡ (22.9年/64.0㎡) | 49.4万/㎡ (21.3年/66.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
弥生台駅 40.4 万/㎡(昨年同期比 +29.8 ％)
弥生台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.8％( +9.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -76.7％( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 28.3年から -12.1 ％減)。平均専有面積は 76.4 ㎡ (昨年 83.5 ㎡から -8.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 28.3 年 → 2024年 24.9 年、-12.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.9 分 → 2024年 7.6 分、-49.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 28.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 28.6 ％)
南万騎が原駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 -9.7 ％)
南万騎が原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -9.7％( -4.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -93.1％( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 20.2年から -15.8 ％減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +15.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 20.2 年 → 2024年 17.0 年、-15.8 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.2 分 → 2024年 7.0 分、+12.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示