この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の伊豆箱根鉄道大雄山線 (小田原駅～和田河原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +30.5％( +12.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -27.5％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 22.8年から -28.2 ％減)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から -4.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。小田原駅、緑町駅、飯田岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは緑町駅で昨年に比べ +54.2 ％、単価は 46.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(緑町駅)は +54.2 ％(単価 +16.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(岩原駅)は -30.7 ％(単価 -3.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.8 年 → 2024年 16.4 年、-28.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.8 分 → 2024年 7.7 分、-21.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 ％ → 2024年 10.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.2 ％ → 2024年 31.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小田原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +30.8％( +14.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて -30.6％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -30.7％( -3.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 伊豆箱根鉄道大雄山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田原駅 | 59.6万/㎡ (14.4年/67.2㎡) | 45.5万/㎡ (21.9年/71.8㎡) | 46.2万/㎡ (19.9年/71.2㎡) |
| 緑町駅 | 46.3万/㎡ (13.8年/77.5㎡) | 30.0万/㎡ (17.8年/80.0㎡) | 34.7万/㎡ (16.5年/75.0㎡) |
| 井細田駅 | - | - | - |
| 飯田岡駅 | 13.8万/㎡ (34.5年/80.0㎡) | 10.0万/㎡ (39.3年/55.0㎡) | - |
| 相模沼田駅 | - | - | - |
| 岩原駅 | 7.3万/㎡ (51.5年/55.0㎡) | 10.5万/㎡ (0年/60.0㎡) | 6.0万/㎡ (49.8年/50.0㎡) |
| 塚原駅 | - | 4.2万/㎡ (43.3年/55.0㎡) | - |
| 和田河原駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
緑町駅 46.3 万/㎡(昨年同期比 +54.2 ％)
緑町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +54.2％( +16.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 17.8年から -22.5 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.8 年 → 2024年 13.8 年、-22.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.0 分 → 2024年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
岩原駅 7.3 万/㎡(昨年同期比 -30.7 ％)
岩原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -30.7％( -3.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -8.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 3.0 分 → 2024年 1.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示