この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の相模鉄道・東京急行電鉄 (西谷駅~日吉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +14.5%( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 84 件(1年前(2021年)に比べて -28.8%( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 23.1年から -9.1 %減)。平均専有面積は 59.0 ㎡ (昨年 63.4 ㎡から -6.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。日吉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日吉駅で昨年に比べ +20.9 %、単価は 60.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(日吉駅)は +20.9 %(単価 +10.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西谷駅)は -15.8 %(単価 -5.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 % → 2022年 8.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.8 % → 2022年 6.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -0.9%( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 36 件(1年前(2021年)に比べて -12.2%( -5件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -15.8%( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -53.3%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
相模鉄道・東京急行電鉄 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西谷駅 | 26.4万/㎡ (32.3年/55.7㎡) | 31.4万/㎡ (28.5年/62.0㎡) | 27.0万/㎡ (28.8年/67.2㎡) |
羽沢横浜国大駅 | - | 22.4万/㎡ (38.8年/85.0㎡) | - |
新横浜駅 | 72.3万/㎡ (17.4年/50.4㎡) | 73.0万/㎡ (17.0年/57.7㎡) | 75.1万/㎡ (16.8年/36.1㎡) |
新綱島駅 | 118万/㎡ (0.8年/50.0㎡) | - | - |
日吉駅 | 60.1万/㎡ (22.6年/67.6㎡) | 49.7万/㎡ (25.5年/67.2㎡) | 50.3万/㎡ (30.0年/60.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
日吉駅 60.1 万/㎡(昨年同期比 +20.9 %)
日吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +20.9%( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 40 件(1年前(2021年)に比べて -34.4%( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 25.5年から -11.1 %減)。平均専有面積は 67.6 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から +0.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.5 年 → 2022年 22.6 年、-11.1 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.7 % → 2022年 7.7 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 10.3 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 % → 2022年 2.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 52.5 % → 2022年 53.8 %)
西谷駅 26.4 万/㎡(昨年同期比 -15.8 %)
西谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -15.8%( -5.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -53.3%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 28.5年から +13.5 %増)。平均専有面積は 55.7 ㎡ (昨年 62.0 ㎡から -10.1 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 28.5 年 → 2022年 32.3 年、+13.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 85.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示