この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の相模鉄道・東京急行電鉄 (西谷駅~日吉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.1%( -8.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 89 件(1年前(2020年)に比べて +187.1%( +58件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 20.4年から +20.5 %増)。平均専有面積は 60.5 ㎡ (昨年 49.7 ㎡から +21.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。羽沢横浜国大駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽沢横浜国大駅で昨年に比べ +56.4 %、単価は 34.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(羽沢横浜国大駅)は +56.4 %(単価 +12.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新横浜駅)は -9.1 %(単価 -6.7 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.4 年 → 2021年 24.6 年、+20.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 52.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.1%( -6.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて +62.5%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +8.5%( +2.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +600.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
相模鉄道・東京急行電鉄 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西谷駅 | 26.0万/㎡ (30.1年/65.7㎡) | 23.9万/㎡ (31.8年/55.0㎡) | 26.9万/㎡ (21.5年/45.0㎡) |
羽沢横浜国大駅 | 34.4万/㎡ (23.8年/82.5㎡) | 22.0万/㎡ (26.3年/47.5㎡) | - |
新横浜駅 | 66.3万/㎡ (17.0年/48.8㎡) | 72.9万/㎡ (16.8年/42.2㎡) | 66.1万/㎡ (16.9年/45.2㎡) |
新綱島駅 | - | - | - |
日吉駅 | 45.7万/㎡ (27.2年/64.5㎡) | 46.1万/㎡ (22.8年/60.0㎡) | 39.8万/㎡ (37.4年/58.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
羽沢横浜国大駅 34.4 万/㎡(昨年同期比 +56.4 %)
羽沢横浜国大駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +56.4%( +12.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.8年(昨年 26.3年から -9.5 %減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から +73.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 8.0 分、-57.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
新横浜駅 66.3 万/㎡(昨年同期比 -9.1 %)
新横浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は66.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.1%( -6.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(1年前(2020年)に比べて +62.5%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 16.8年から +1.2 %増)。平均専有面積は 48.8 ㎡ (昨年 42.2 ㎡から +15.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 % → 2021年 23.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 32.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示