【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の愛知環状鉄道線 (岡崎駅~高蔵寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -5.8%( -1.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 77 件(1年前(2020年)に比べて +541.7%( +65件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 21.9年から +7.5 %増)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から +8.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。新豊田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新豊田駅で昨年に比べ +21.0 %、単価は 25.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(新豊田駅、三河豊田駅)は +13.5 %(単価 +2.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(瀬戸口駅、高蔵寺駅)は -41.4 %(単価 -9.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 43.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 6.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.5%( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(1年前(2020年)に比べて +350.0%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった瀬戸口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -45.2%( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
愛知環状鉄道線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡崎駅 | 25.8万/㎡ (19.8年/78.3㎡) | 26.5万/㎡ (22.3年/73.8㎡) | 27.1万/㎡ (17.4年/70.0㎡) |
六名駅 | - | - | - |
中岡崎駅 | 23.8万/㎡ (23.3年/95.0㎡) | - | - |
北岡崎駅 | 22.1万/㎡ (25.8年/80.0㎡) | - | - |
大門駅 | 21.8万/㎡ (22.8年/85.0㎡) | 30.0万/㎡ (12.3年/80.0㎡) | - |
北野桝塚駅 | - | - | - |
永覚駅 | - | - | 22.2万/㎡ (15.3年/72.5㎡) |
末野原駅 | - | - | - |
三河豊田駅 | 21.9万/㎡ (23.0年/77.7㎡) | 20.7万/㎡ (24.8年/55.0㎡) | 20.2万/㎡ (27.3年/70.0㎡) |
新上挙母駅 | 39.1万/㎡ (14.3年/77.5㎡) | - | - |
新豊田駅 | 25.7万/㎡ (20.5年/83.2㎡) | 21.2万/㎡ (27.3年/80.0㎡) | 40.5万/㎡ (11.3年/87.5㎡) |
愛環梅坪駅 | - | - | - |
四郷駅 | - | - | - |
保見駅 | - | - | - |
山口駅 | - | - | - |
瀬戸口駅 | 8.9万/㎡ (31.3年/67.5㎡) | 16.2万/㎡ (25.3年/80.0㎡) | 16.9万/㎡ (28.3年/65.0㎡) |
瀬戸市駅 | 11.1万/㎡ (41.3年/80.0㎡) | - | - |
中水野駅 | - | 11.4万/㎡ (27.3年/70.0㎡) | 23.1万/㎡ (26.3年/65.0㎡) |
高蔵寺駅 | 18.7万/㎡ (27.5年/73.9㎡) | 30.0万/㎡ (16.3年/75.0㎡) | 5.7万/㎡ (39.3年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新豊田駅 25.7 万/㎡(昨年同期比 +21.0 %)
新豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.0%( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +1000.0%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 27.3年から -25.0 %減)。平均専有面積は 83.2 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +4.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.3 年 → 2021年 20.5 年、-25.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 17.1 分、+70.9 %と大きく増加)
三河豊田駅 21.9 万/㎡(昨年同期比 +6.0 %)
三河豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +6.0%( +1.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2020年)に比べて +550.0%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 24.8年から -7.0 %減)。平均専有面積は 77.7 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +41.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 18.5 分 → 2021年 15.7 分、-15.1 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 53.8 %)
瀬戸口駅 8.9 万/㎡(昨年同期比 -45.2 %)
瀬戸口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -45.2%( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 25.3年から +23.8 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -15.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 9.0 分 → 2021年 6.5 分、-27.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.3 年 → 2021年 31.3 年、+23.8 %と大きく増加)
高蔵寺駅 18.7 万/㎡(昨年同期比 -37.6 %)
高蔵寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -37.6%( -11.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2020年)に比べて +1000.0%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 16.3年から +68.8 %増)。平均専有面積は 73.9 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -1.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 22.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.3 年 → 2021年 27.5 年、+68.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 14.8 分、+111.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 7.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示