【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR津山線 (岡山駅～津山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.5％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 123 件(１年前(2023年)に比べて -48.3％( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 19.8年から +3.1 ％増)。平均専有面積は 72.1 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。法界院駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは法界院駅で昨年に比べ +21.7 ％、単価は 26.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(法界院駅)は +21.7 ％(単価 +4.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(岡山駅)は -1.5 ％(単価 -0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.0 分 → 2024年 14.4 分、-15.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 5.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.9 ％ → 2024年 47.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 ％ → 2024年 4.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.5％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 115 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった法界院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +21.7％( +4.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR津山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡山駅 | 33.9万/㎡ (20.1年/71.3㎡) | 34.4万/㎡ (19.5年/70.9㎡) | 31.2万/㎡ (22.4年/71.4㎡) |
| 法界院駅 | 26.4万/㎡ (25.1年/83.8㎡) | 21.7万/㎡ (31.1年/78.3㎡) | 23.5万/㎡ (27.4年/63.8㎡) |
| 津山駅 | - | 14.0万/㎡ (26.4年/77.5㎡) | 19.1万/㎡ (24.8年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
法界院駅 26.4 万/㎡(昨年同期比 +21.7 ％)
法界院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +21.7％( +4.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 31.1年から -19.4 ％減)。平均専有面積は 83.8 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.1 年 → 2024年 25.1 年、-19.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.0 分 → 2024年 13.0 分、-13.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 75.0 ％)
岡山駅 33.9 万/㎡(昨年同期比 -1.5 ％)
岡山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -1.5％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 115 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 19.5年から +3.4 ％増)。平均専有面積は 71.3 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から +0.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.8 分 → 2024年 14.6 分、-13.3 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.8 ％ → 2024年 8.9 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.0 ％ → 2024年 4.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 ％ → 2024年 2.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示