この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.3%( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -42.3%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 23.8年から +17.3 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 79.0 ㎡から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。南富山駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは稲荷町駅で昨年に比べ -30.4 %、単価は 15.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(栄町駅)は +1.8 %(単価 +0.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(稲荷町駅)は -30.4 %(単価 -6.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 % → 2024年 6.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 % → 2024年 6.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 23.8 年 → 2024年 27.9 年、+17.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 80.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 % → 2024年 20.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -7.2%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -52.9%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲荷町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.4%( -6.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | 15.6万/㎡ (45.3年/45.0㎡) | 22.4万/㎡ (26.0年/85.0㎡) | 17.8万/㎡ (28.5年/90.0㎡) |
栄町駅 | 18.2万/㎡ (27.3年/110㎡) | 17.9万/㎡ (26.0年/140㎡) | 18.9万/㎡ (25.4年/112㎡) |
不二越駅 | - | 21.6万/㎡ (22.3年/78.3㎡) | 12.2万/㎡ (29.5年/80.0㎡) |
大泉駅 | 19.2万/㎡ (24.4年/88.0㎡) | 25.1万/㎡ (22.1年/78.8㎡) | 22.2万/㎡ (21.5年/82.0㎡) |
南富山駅 | 20.5万/㎡ (28.1年/69.4㎡) | 22.1万/㎡ (24.3年/75.3㎡) | 18.0万/㎡ (29.0年/69.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
栄町駅 18.2 万/㎡(昨年同期比 +1.8 %)
栄町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +1.8%( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 26.0年から +4.8 %増)。平均専有面積は 110.0 ㎡ (昨年 140.0 ㎡から -21.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 2.0 分 → 2024年 1.0 分、-50.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 100.0 %)
稲荷町駅 15.6 万/㎡(昨年同期比 -30.4 %)
稲荷町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.4%( -6.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.3年(昨年 26.0年から +74.1 %増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -47.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.0 分 → 2024年 11.0 分、-31.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.0 年 → 2024年 45.3 年、+74.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示