この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -6.6%( -1.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +220.0%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 25.5年から +6.0 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 62.0 ㎡から +23.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。南富山駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大泉駅で昨年に比べ -36.5 %、単価は 15.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(南富山駅)は -2.8 %(単価 -0.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大泉駅)は -36.5 %(単価 -9.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.2 分 → 2021年 12.8 分、-20.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 80.0 % → 2021年 78.1 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 % → 2021年 9.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.8%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +111.1%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -36.5%( -9.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +700.0%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
富山地方鉄道不二越線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
稲荷町駅 | 19.4万/㎡ (31.6年/62.5㎡) | - | - |
栄町駅 | - | - | - |
不二越駅 | 20.1万/㎡ (22.4年/76.7㎡) | - | 26.2万/㎡ (18.3年/65.0㎡) |
大泉駅 | 15.9万/㎡ (28.0年/83.1㎡) | 25.0万/㎡ (13.5年/80.0㎡) | 21.5万/㎡ (18.5年/65.0㎡) |
南富山駅 | 17.4万/㎡ (27.0年/75.5㎡) | 17.9万/㎡ (26.9年/60.0㎡) | 16.5万/㎡ (25.6年/75.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 17.4 万/㎡(昨年同期比 -2.8 %)
南富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.8%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +111.1%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 26.9年から +0.3 %増)。平均専有面積は 75.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +25.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 17.8 分 → 2021年 14.3 分、-19.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 88.9 % → 2021年 78.9 %)
大泉駅 15.9 万/㎡(昨年同期比 -36.5 %)
大泉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -36.5%( -9.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +700.0%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 13.5年から +107.1 %増)。平均専有面積は 83.1 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +3.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.5 年 → 2021年 28.0 年、+107.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.0 分 → 2021年 11.5 分、+475.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示