【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の上越新幹線 (大宮駅~熊谷駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +4.0%( +2.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 133 件(1年前(2023年)に比べて -52.3%( -146件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 24.5年から -0.4 %減)。平均専有面積は 64.3 ㎡ (昨年 64.4 ㎡から -0.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。熊谷駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは熊谷駅で昨年に比べ +13.1 %、単価は 27.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊谷駅)は +13.1 %(単価 +3.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大宮駅)は -0.3 %(単価 -0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 10.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.5 % → 2024年 15.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 39.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 % → 2024年 2.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -0.3%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 112 件(1年前(2023年)に比べて -49.3%( -109件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +13.1%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -63.8%( -37件/㎡)と大幅に減少しています。)。
上越新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 60.6万/㎡ (25.0年/63.8㎡) | 60.8万/㎡ (23.9年/64.8㎡) | 54.6万/㎡ (23.7年/66.1㎡) |
熊谷駅 | 27.8万/㎡ (21.5年/66.7㎡) | 24.6万/㎡ (26.7年/63.2㎡) | 21.9万/㎡ (25.5年/66.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊谷駅 27.8 万/㎡(昨年同期比 +13.1 %)
熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +13.1%( +3.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -63.8%( -37件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 26.7年から -19.7 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 63.2 ㎡から +5.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.7 年 → 2024年 21.5 年、-19.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.6 分 → 2024年 9.9 分、-14.6 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.5 % → 2024年 21.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.6 % → 2024年 9.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.4 % → 2024年 52.4 %)
大宮駅 60.6 万/㎡(昨年同期比 -0.3 %)
大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -0.3%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 112 件(1年前(2023年)に比べて -49.3%( -109件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 23.9年から +4.3 %増)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 64.8 ㎡から -1.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 % → 2024年 8.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.3 % → 2024年 17.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.2 % → 2024年 36.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 % → 2024年 0.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示