【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の秩父本線 (羽生駅~石原駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -11.8%( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +52.6%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 22.6年から +9.3 %増)。平均専有面積は 61.8 ㎡ (昨年 55.4 ㎡から +11.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。熊谷駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは羽生駅で昨年に比べ -13.7 %、単価は 20.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(熊谷駅)は -7.4 %(単価 -1.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(羽生駅)は -13.7 %(単価 -3.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.8 % → 2021年 19.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.5 % → 2021年 5.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 45.2 % → 2021年 57.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.4%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +38.9%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -10.1%( -1.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
秩父本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
羽生駅 | 20.7万/㎡ (15.4年/67.5㎡) | 24.0万/㎡ (14.5年/50.0㎡) | - |
行田市駅 | - | - | - |
熊谷駅 | 22.3万/㎡ (24.0年/63.1㎡) | 24.1万/㎡ (22.5年/56.7㎡) | 21.1万/㎡ (23.3年/60.5㎡) |
上熊谷駅 | 10.8万/㎡ (36.2年/35.0㎡) | 12.0万/㎡ (32.0年/15.0㎡) | - |
石原駅 | 8.1万/㎡ (28.3年/77.5㎡) | - | 3.3万/㎡ (44.8年/55.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
熊谷駅 22.3 万/㎡(昨年同期比 -7.4 %)
熊谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.4%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(1年前(2020年)に比べて +38.9%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 22.5年から +6.4 %増)。平均専有面積は 63.1 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +11.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.9 % → 2021年 4.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 12.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.8 % → 2021年 56.2 %)
羽生駅 20.7 万/㎡(昨年同期比 -13.7 %)
羽生駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -13.7%( -3.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 14.5年から +6.0 %増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +35.0 %増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示