【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期のJR成田線 (佐倉駅～滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -0.9万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 124 件(１年前(2023年)に比べて -32.6％( -60件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 30.2年から +1.2 ％増)。平均専有面積は 77.9 ㎡ (昨年 77.6 ㎡から +0.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。酒々井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは酒々井駅で昨年に比べ +29.0 ％、単価は 10.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(酒々井駅)は +29.0 ％(単価 +2.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(成田駅)は -11.0 ％(単価 -2.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 ％ → 2024年 3.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.4 ％ → 2024年 13.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.3 ％ → 2024年 42.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.1 ％ → 2024年 33.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -8.8％( -2.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.0％( +2.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 29.5万/㎡ (22.5年/75.0㎡) | 32.3万/㎡ (19.3年/65.0㎡) | 32.4万/㎡ (16.5年/85.0㎡) |
| 酒々井駅 | 10.6万/㎡ (34.8年/82.5㎡) | 8.2万/㎡ (40.3年/78.6㎡) | 12.2万/㎡ (33.1年/80.0㎡) |
| 成田駅 | 16.5万/㎡ (35.1年/71.9㎡) | 18.5万/㎡ (33.8年/77.5㎡) | 18.2万/㎡ (33.2年/70.3㎡) |
| 成田空港駅 | - | 1.2万/㎡ (39.3年/13.0㎡) | - |
| 滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
酒々井駅 10.6 万/㎡(昨年同期比 +29.0 ％)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.0％( +2.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 40.3年から -13.6 ％減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 78.6 ㎡から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 40.3 年 → 2024年 34.8 年、-13.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.0 分 → 2024年 6.0 分、-45.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 25.0 ％)
成田駅 16.5 万/㎡(昨年同期比 -11.0 ％)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -11.0％( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて -23.6％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 33.8年から +4.0 ％増)。平均専有面積は 71.9 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -7.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 3.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 42.9 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示