【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期のJR成田線 (佐倉駅～滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +9.8％( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -7件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 31.7年から -8.4 ％減)。平均専有面積は 77.1 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +9.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。成田駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは酒々井駅で昨年に比べ -69.2 ％、単価は 4.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(成田駅)は -4.6 ％(単価 -0.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(酒々井駅)は -69.2 ％(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.4 分 → 2024年 11.8 分、-11.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.0 ％ → 2024年 25.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 45.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 9.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 3.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -4.6％( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -69.2％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | - | - | - |
| 酒々井駅 | 4.5万/㎡ (42.3年/85.0㎡) | 14.5万/㎡ (33.9年/81.7㎡) | 12.2万/㎡ (32.5年/81.0㎡) |
| 成田駅 | 16.4万/㎡ (34.4年/72.1㎡) | 17.2万/㎡ (37.7年/66.2㎡) | 17.5万/㎡ (33.3年/75.3㎡) |
| 成田空港駅 | - | 1.2万/㎡ (39.3年/13.0㎡) | - |
| 滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
成田駅 16.4 万/㎡(昨年同期比 -4.6 ％)
成田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -4.6％( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 37.7年から -8.7 ％減)。平均専有面積は 72.1 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から +8.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 58.3 ％)
酒々井駅 4.5 万/㎡(昨年同期比 -69.2 ％)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -69.2％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 33.9年から +24.6 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 81.7 ㎡から +4.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.9 年 → 2024年 42.3 年、+24.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.0 分 → 2024年 10.0 分、+11.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示