【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜12月期のJR成田線 (佐倉駅～滑河駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -3.2％( -0.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 78 件(１年前(2019年)に比べて +4.0％( +3件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 27.4年から +3.6 ％増)。平均専有面積は 75.2 ㎡ (昨年 73.5 ㎡から +2.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。酒々井駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは佐倉駅で昨年に比べ -33.3 ％、単価は 20.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(酒々井駅)は -11.7 ％(単価 -2.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(佐倉駅)は -33.3 ％(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 21.3 ％ → 2020年 18.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.0 ％ → 2020年 5.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 11.9 分 → 2020年 14.1 分、+19.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 38.7 ％ → 2020年 49.3 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 12.0 ％ → 2020年 10.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -33.3％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -11.7％( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR成田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 佐倉駅 | 20.0万/㎡ (22.8年/70.0㎡) | 30.0万/㎡ (12.0年/80.0㎡) | 15.7万/㎡ (20.0年/70.0㎡) |
| 酒々井駅 | 15.4万/㎡ (31.0年/77.5㎡) | 17.4万/㎡ (26.3年/76.9㎡) | 16.6万/㎡ (25.3年/80.0㎡) |
| 成田駅 | 18.4万/㎡ (31.4年/73.2㎡) | 24.8万/㎡ (27.5年/68.9㎡) | 21.2万/㎡ (28.0年/67.2㎡) |
| 成田空港駅 | - | - | - |
| 滑河駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
酒々井駅 15.4 万/㎡(昨年同期比 -11.7 ％)
酒々井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -11.7％( -2.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 26.3年から +17.8 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 76.9 ㎡から +0.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 26.3 年 → 2020年 31.0 年、+17.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.2 分 → 2020年 8.8 分、+21.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
佐倉駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -33.3 ％)
佐倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -33.3％( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.8年(昨年 12.0年から +89.6 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -12.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 12.0 年 → 2020年 22.8 年、+89.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 1.0 分 → 2020年 11.0 分、+1000.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示