【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の北総鉄道 (矢切駅~印旛日本医大駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +31.6%( +7.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 81 件(1年前(2023年)に比べて -22.1%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 27.6年から -10.6 %減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +3.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。北国分駅、白井駅、小室駅、千葉ニュータウン中央駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小室駅で昨年に比べ +83.7 %、単価は 16.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(小室駅、北国分駅)は +70.9 %(単価 +12.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西白井駅、新鎌ケ谷駅)は -35.4 %(単価 -13.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 27.6 年 → 2024年 24.7 年、-10.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.4 % → 2024年 31.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 % → 2024年 2.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.9 % → 2024年 23.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.0 % → 2024年 6.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は65.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.4%( -2.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -40.6%( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
北総鉄道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
矢切駅 | 19.3万/㎡ (30.8年/72.5㎡) | - | 34.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) |
北国分駅 | 50.3万/㎡ (11.3年/72.5㎡) | 31.8万/㎡ (28.3年/75.0㎡) | 37.6万/㎡ (18.8年/73.8㎡) |
秋山駅 | 65.5万/㎡ (8.6年/60.0㎡) | 67.8万/㎡ (9.8年/57.5㎡) | 44.4万/㎡ (13.8年/72.5㎡) |
東松戸駅 | 46.3万/㎡ (21.5年/72.0㎡) | 49.6万/㎡ (16.3年/49.2㎡) | 54.2万/㎡ (10.3年/53.3㎡) |
松飛台駅 | 33.3万/㎡ (24.3年/75.0㎡) | 34.5万/㎡ (22.3年/72.5㎡) | 30.4万/㎡ (16.3年/72.5㎡) |
大町駅 | - | - | - |
新鎌ケ谷駅 | 44.4万/㎡ (19.3年/90.0㎡) | 63.6万/㎡ (14.3年/55.0㎡) | 41.7万/㎡ (15.6年/81.7㎡) |
西白井駅 | 10.4万/㎡ (38.7年/87.0㎡) | 17.6万/㎡ (31.7年/88.8㎡) | 13.2万/㎡ (37.9年/97.2㎡) |
白井駅 | 16.3万/㎡ (44.3年/58.3㎡) | 11.6万/㎡ (31.7年/78.0㎡) | 14.4万/㎡ (33.5年/88.8㎡) |
小室駅 | 16.0万/㎡ (44.3年/55.0㎡) | 8.7万/㎡ (39.3年/62.5㎡) | 8.0万/㎡ (42.5年/54.6㎡) |
千葉ニュータウン中央駅 | 28.1万/㎡ (24.3年/86.2㎡) | 23.4万/㎡ (26.9年/84.4㎡) | 23.8万/㎡ (23.2年/88.7㎡) |
印西牧の原駅 | 24.1万/㎡ (22.0年/93.8㎡) | 20.8万/㎡ (23.1年/88.1㎡) | 22.3万/㎡ (22.0年/95.4㎡) |
印旛日本医大駅 | - | 28.3万/㎡ (23.3年/77.5㎡) | 23.6万/㎡ (21.8年/82.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小室駅 16.0 万/㎡(昨年同期比 +83.7 %)
小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +83.7%( +7.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 39.3年から +12.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -12.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.5 分 → 2024年 7.0 分、-17.6 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 39.3 年 → 2024年 44.3 年、+12.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 83.3 % → 2024年 100.0 %)
北国分駅 50.3 万/㎡(昨年同期比 +58.2 %)
北国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +58.2%( +18.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.3年(昨年 28.3年から -60.2 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -3.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.3 年 → 2024年 11.3 年、-60.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
西白井駅 10.4 万/㎡(昨年同期比 -40.6 %)
西白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -40.6%( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.7年(昨年 31.7年から +22.0 %増)。平均専有面積は 87.0 ㎡ (昨年 88.8 ㎡から -2.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.7 年 → 2024年 38.7 年、+22.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 60.0 %)
新鎌ケ谷駅 44.4 万/㎡(昨年同期比 -30.2 %)
新鎌ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -30.2%( -19.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.3年(昨年 14.3年から +35.1 %増)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +63.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.3 年 → 2024年 19.3 年、+35.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.0 分 → 2024年 8.0 分、+14.3 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示