【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期の北総鉄道 (矢切駅～印旛日本医大駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -4.8％( -1.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 104 件(１年前(2022年)に比べて -14.8％( -18件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 25.8年から +7.2 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 82.3 ㎡から -2.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。秋山駅、新鎌ケ谷駅、西白井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは秋山駅で昨年に比べ +52.8 ％、単価は 67.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(秋山駅、新鎌ケ谷駅)は +52.6 ％(単価 +22.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(白井駅、北国分駅)は -17.6 ％(単価 -4.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.1 ％ → 2023年 31.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 22.1 ％ → 2023年 13.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 41.8 ％ → 2023年 62.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 6.6 ％ → 2023年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.8％( +23.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +8.2％( +0.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢切駅 | - | 34.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) | 40.0万/㎡ (7.3年/75.0㎡) |
| 北国分駅 | 31.8万/㎡ (28.3年/75.0㎡) | 37.6万/㎡ (18.8年/73.8㎡) | 41.1万/㎡ (15.5年/70.0㎡) |
| 秋山駅 | 67.8万/㎡ (9.8年/57.5㎡) | 44.4万/㎡ (13.8年/72.5㎡) | 36.5万/㎡ (13.8年/80.0㎡) |
| 東松戸駅 | 49.6万/㎡ (16.3年/49.2㎡) | 54.2万/㎡ (10.3年/53.3㎡) | 40.2万/㎡ (17.6年/57.3㎡) |
| 松飛台駅 | 34.5万/㎡ (22.3年/72.5㎡) | 30.4万/㎡ (16.3年/72.5㎡) | 27.1万/㎡ (15.3年/70.0㎡) |
| 大町駅 | - | - | - |
| 新鎌ケ谷駅 | 63.6万/㎡ (14.3年/55.0㎡) | 41.7万/㎡ (15.6年/81.7㎡) | - |
| 西白井駅 | 17.6万/㎡ (31.7年/88.8㎡) | 13.2万/㎡ (37.9年/97.2㎡) | 10.6万/㎡ (35.6年/96.8㎡) |
| 白井駅 | 11.6万/㎡ (31.7年/78.0㎡) | 14.4万/㎡ (33.5年/88.8㎡) | 12.0万/㎡ (33.0年/91.4㎡) |
| 小室駅 | 8.7万/㎡ (39.3年/62.5㎡) | 8.0万/㎡ (42.5年/54.6㎡) | 18.0万/㎡ (23.6年/75.0㎡) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 23.4万/㎡ (26.9年/84.4㎡) | 23.8万/㎡ (23.2年/88.7㎡) | 24.2万/㎡ (18.9年/90.6㎡) |
| 印西牧の原駅 | 20.8万/㎡ (23.1年/88.1㎡) | 22.3万/㎡ (22.0年/95.4㎡) | 20.8万/㎡ (18.6年/93.4㎡) |
| 印旛日本医大駅 | 28.3万/㎡ (23.3年/77.5㎡) | 23.6万/㎡ (21.8年/82.5㎡) | 28.2万/㎡ (14.3年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
秋山駅 67.8 万/㎡(昨年同期比 +52.8 ％)
秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.8％( +23.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.8年(昨年 13.8年から -29.1 ％減)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -20.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 13.8 年 → 2023年 9.8 年、-29.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.8 分 → 2023年 2.5 分、-67.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
新鎌ケ谷駅 63.6 万/㎡(昨年同期比 +52.5 ％)
新鎌ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は63.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +52.5％( +21.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 15.6年から -8.6 ％減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 81.7 ㎡から -32.7 ％減)。
白井駅 11.6 万/㎡(昨年同期比 -19.7 ％)
白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -19.7％( -2.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて -11.8％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 33.5年から -5.3 ％減)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 88.8 ㎡から -12.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 6.0 分 → 2023年 4.4 分、-26.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.3 ％ → 2023年 73.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 29.4 ％ → 2023年 66.7 ％)
北国分駅 31.8 万/㎡(昨年同期比 -15.5 ％)
北国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -15.5％( -5.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 18.8年から +50.7 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +1.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 18.8 年 → 2023年 28.3 年、+50.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示