【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅～小野駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.6％( +1.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -49.4％( -38件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.7年(昨年 35.7年から -2.6 ％減)。平均専有面積は 71.3 ㎡ (昨年 71.3 ㎡から -0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。志染駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三木駅で昨年に比べ +150.4 ％、単価は 9.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(三木駅、志染駅)は +97.1 ％(単価 +4.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(栄駅、押部谷駅)は -23.1 ％(単価 -2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.1 分 → 2024年 9.5 分、-14.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.2 ％ → 2024年 56.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 ％ → 2024年 5.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.4 ％ → 2024年 35.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.5 ％ → 2024年 20.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鈴蘭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +18.4％( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -45.8％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった押部谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -17.2％( -1.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 神戸電鉄粟生線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鈴蘭台駅 | 16.5万/㎡ (28.6年/73.5㎡) | 14.0万/㎡ (29.0年/74.4㎡) | 15.0万/㎡ (29.5年/77.2㎡) |
| 鈴蘭台西口駅 | 15.9万/㎡ (33.2年/77.5㎡) | 16.8万/㎡ (33.1年/76.0㎡) | 16.5万/㎡ (31.1年/78.3㎡) |
| 西鈴蘭台駅 | 11.0万/㎡ (39.3年/66.9㎡) | 10.4万/㎡ (40.7年/64.8㎡) | 16.0万/㎡ (38.4年/63.1㎡) |
| 木津駅 | - | - | - |
| 木幡駅 | 13.8万/㎡ (30.0年/50.0㎡) | 11.6万/㎡ (29.5年/50.0㎡) | 10.6万/㎡ (28.5年/50.0㎡) |
| 栄駅 | 7.3万/㎡ (32.8年/100㎡) | 10.3万/㎡ (31.8年/87.3㎡) | 11.3万/㎡ (31.0年/88.8㎡) |
| 押部谷駅 | 7.2万/㎡ (28.0年/67.5㎡) | 8.7万/㎡ (27.1年/70.0㎡) | 10.6万/㎡ (26.0年/65.0㎡) |
| 緑が丘駅 | 6.7万/㎡ (44.0年/60.0㎡) | - | - |
| 志染駅 | 9.3万/㎡ (48.3年/65.0㎡) | 6.5万/㎡ (46.6年/61.4㎡) | 7.8万/㎡ (46.0年/57.5㎡) |
| 三木駅 | 9.3万/㎡ (47.0年/70.0㎡) | 3.7万/㎡ (50.7年/62.5㎡) | 7.5万/㎡ (49.8年/55.0㎡) |
| 小野駅 | - | - | 12.3万/㎡ (24.3年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
三木駅 9.3 万/㎡(昨年同期比 +150.4 ％)
三木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +150.4％( +5.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 50.7年から -7.2 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +12.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.0 分 → 2024年 9.0 分、+12.5 ％と増加)
志染駅 9.3 万/㎡(昨年同期比 +43.8 ％)
志染駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +43.8％( +2.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.3年(昨年 46.6年から +3.5 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 61.4 ㎡から +5.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
栄駅 7.3 万/㎡(昨年同期比 -29.1 ％)
栄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -29.1％( -3.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 31.8年から +3.0 ％増)。平均専有面積は 100.0 ㎡ (昨年 87.3 ㎡から +14.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
押部谷駅 7.2 万/㎡(昨年同期比 -17.2 ％)
押部谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -17.2％( -1.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.0年(昨年 27.1年から +3.2 ％増)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -3.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 5.5 分、+37.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示