【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期の京福北野線 (北野白梅町駅～帷子ノ辻駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.3％( -0.4万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 34 件(１年前(2020年)に比べて +466.7％( +28件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.7年(昨年 29.1年から +5.6 ％増)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 60.8 ㎡から +11.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。帷子ノ辻駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは帷子ノ辻駅で昨年に比べ +30.6 ％、単価は 29.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(帷子ノ辻駅)は +30.6 ％(単価 +7.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北野白梅町駅)は -34.1 ％(単価 -15.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 22.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.2 分 → 2021年 10.5 分、+69.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 61.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった常盤駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -1.1％( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鳴滝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +17.5％( +4.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 京福北野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北野白梅町駅 | 29.9万/㎡ (33.5年/69.6㎡) | 45.3万/㎡ (17.0年/75.0㎡) | - |
| 等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅 | 56.6万/㎡ (15.3年/70.0㎡) | - | - |
| 龍安寺駅 | - | - | - |
| 妙心寺駅 | 24.0万/㎡ (47.3年/50.0㎡) | - | - |
| 御室仁和寺駅 | 15.0万/㎡ (38.8年/63.8㎡) | - | - |
| 宇多野駅 | - | - | 44.1万/㎡ (17.2年/61.7㎡) |
| 鳴滝駅 | 29.4万/㎡ (21.0年/70.0㎡) | 25.0万/㎡ (20.0年/60.0㎡) | - |
| 常盤駅 | 31.8万/㎡ (25.5年/85.0㎡) | 32.1万/㎡ (33.2年/53.3㎡) | 30.8万/㎡ (23.3年/65.0㎡) |
| 撮影所前駅 | - | - | - |
| 帷子ノ辻駅 | 29.8万/㎡ (32.6年/63.8㎡) | 22.9万/㎡ (38.0年/70.0㎡) | 27.3万/㎡ (35.2年/55.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
帷子ノ辻駅 29.8 万/㎡(昨年同期比 +30.6 ％)
帷子ノ辻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +30.6％( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 38.0年から -14.4 ％減)。平均専有面積は 63.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 38.0 年 → 2021年 32.6 年、-14.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 85.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 62.5 ％)
北野白梅町駅 29.9 万/㎡(昨年同期比 -34.1 ％)
北野白梅町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -34.1％( -15.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +1200.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 17.0年から +96.6 ％増)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -7.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 11.8 分、-26.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 33.5 年、+96.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示