静岡県の賃貸一戸建て家賃相場

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静岡県の周辺環境

富士山の南側に位置する静岡県は、温暖な気候と緑茶、ミカンの産地として知られています。伊豆半島など観光の名所が多いのも特徴。富士川を境に電源周波数が異なるなど東日本と西日本の境界線上に位置しています。

黒潮の影響で沿岸部は温暖

静岡県の人口は368万人。県庁は人口71万人の静岡市に置かれていますが、県内最大の人口を誇るのは80万人の浜松市です。他に富士市が25万人、沼津市が19万人、磐田市が17万人の人口を抱え、それぞれの地域で拠点となっています。

全域が太平洋側気候で、黒潮の影響もあって沿岸部は温暖な土地です。真冬でも日中は10度を下回ることが多くありません。ただ、赤石山脈に接する県北部は標高が高いことから、豪雪地帯になります。県西部の内陸にある天竜地域は夏の酷暑で有名です。

ミカン、茶、サクラエビ、ウナギが特産品

第1次産業はミカン、茶のほか、サクラエビ、ウナギ、メロン、イチゴが有名。製造業では静岡市が日本のプラモデル産業出荷額の9割を占めています。富士市は製紙業、浜松市や磐田市はオートバイ、楽器産業が盛んです。

東京との交流が活発なため、東日本に分類されることが多いのですが、国の出先機関は関東に含めるところと東海に加えるところに二分されます。県内で東西日本を分けることもあり、その際の境界線は富士川や大井川、安倍川などになります。

交通網は充実しているが、通過点の側面も

旧駿河、伊豆、遠江3国で構成され、面積は石川、富山、福井の北陸3県の合計に匹敵します。このため、移動手段には自家用車が欠かせません。私鉄もたくさんありますが、観光列車の側面が強くなっています。

東海道新幹線や東名、新東名高速道路が走っており、首都圏だけでなく、東海、近畿地方へ向かうのにも便利な場所です。その一方で、通過点の意味合いが強く、大都市圏ほどの流通はありません。

観光は富士山と熱海市など温泉が特に人気です。最近は外国人観光客の団体が首都圏観光のついでに足を延ばしてくることが多く、にぎわいを増しています。