【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜6月期の東武鬼怒川線 (下今市駅~新藤原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -16.4%( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて -43.5%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 27.9年から +2.1 %増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 115.7 坪から -12.4 %減)。平均建物面積は 36.8 坪 (昨年 44.6 坪から -17.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。大谷向駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは新高徳駅で昨年に比べ -83.4 %、坪単価は 3.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(下今市駅)は +1.9 %(坪単価 +0.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新高徳駅)は -83.4 %(坪単価 -16.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 % → 2023年 15.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 21.1 分 → 2023年 29.9 分、+41.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 % → 2023年 23.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 59.1 % → 2023年 61.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大谷向駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -1.3%( -0.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新高徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -83.4%( -16.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武鬼怒川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
下今市駅 | 30.0万/坪 (34.0年/164坪) | 29.4万/坪 (32.7年/126坪) | 49.8万/坪 (23.7年/88.4坪) |
大谷向駅 | 54.2万/坪 (9.1年/77.1坪) | 54.9万/坪 (12.8年/96.0坪) | 48.5万/坪 (18.0年/69.6坪) |
大桑駅 | 12.7万/坪 (25.3年/72.6坪) | 29.6万/坪 (20.9年/73.1坪) | - |
新高徳駅 | 3.4万/坪 (37.1年/78.7坪) | 20.3万/坪 (34.8年/154坪) | 41.9万/坪 (24.1年/292坪) |
小佐越駅 | - | - | |
東武ワールドスクウェア駅 | - | 16.7万/坪 (32.0年/60.5坪) | - |
鬼怒川温泉駅 | 9.4万/坪 (46.0年/21.2坪) | - | 22.4万/坪 (39.6年/104坪) |
鬼怒川公園駅 | - | - | - |
新藤原駅 | - | 114万/坪 (33.5年/96.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下今市駅 30.0 万/坪(昨年同期比 +1.9 %)
下今市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +1.9%( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -55.6%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 32.7年から +3.7 %増)。平均土地面積は 163.7 坪 (昨年 125.7 坪から +30.2 %増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 49.6 坪から -41.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 77.8 % → 2023年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 28.1 分 → 2023年 52.5 分、+86.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 % → 2023年 25.0 %)
新高徳駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -83.4 %)
新高徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -83.4%( -16.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.1年(昨年 34.8年から +6.5 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 153.7 坪から -48.8 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 52.2 坪から -30.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.4 分 → 2023年 15.3 分、-24.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示