【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR日豊本線 (北川駅～五十市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -2.6％( -1.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 668 件(１年前(2021年)に比べて -10.0％( -74件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 26.4年から +4.9 ％増)。平均土地面積は 107.8 坪 (昨年 107.1 坪から +0.7 ％増)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 49.9 坪から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅減少、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。門川駅、日向市駅、川南駅、日向新富駅、三股駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは都農駅で昨年に比べ +155.6 ％、坪単価は 47.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(都農駅、山之口駅)は +130.9 ％(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東都農駅、餅原駅)は -72.7 ％(坪単価 -22.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 28.1 分 → 2022年 25.1 分、-10.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 ％ → 2022年 3.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.9 ％ → 2022年 37.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.3 ％ → 2022年 20.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮崎神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.9％( +2.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2021年)に比べて -39.1％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東都農駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -75.9％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北川駅 | - | 13.2万/坪 (22.8年/43.9坪) | - |
| 日向長井駅 | - | 44.1万/坪 (12.5年/103坪) | 8.3万/坪 (27.0年/57.5坪) |
| 北延岡駅 | 12.3万/坪 (56.3年/75.6坪) | 14.7万/坪 (46.8年/88.9坪) | 11.0万/坪 (45.1年/55.6坪) |
| 延岡駅 | 33.5万/坪 (37.8年/81.4坪) | 50.0万/坪 (30.7年/89.8坪) | 41.4万/坪 (30.6年/77.1坪) |
| 南延岡駅 | 51.3万/坪 (28.3年/74.1坪) | 46.8万/坪 (27.5年/61.9坪) | 47.5万/坪 (27.4年/72.3坪) |
| 旭ケ丘駅 | 29.5万/坪 (33.6年/86.8坪) | 31.1万/坪 (31.3年/69.7坪) | 44.8万/坪 (20.6年/64.9坪) |
| 土々呂駅 | 25.6万/坪 (40.0年/148坪) | 36.4万/坪 (28.5年/105坪) | 32.7万/坪 (28.2年/64.0坪) |
| 門川駅 | 50.2万/坪 (20.5年/72.1坪) | 26.7万/坪 (30.1年/97.4坪) | 42.5万/坪 (23.3年/87.4坪) |
| 日向市駅 | 50.5万/坪 (20.8年/87.1坪) | 32.9万/坪 (32.5年/102坪) | 40.8万/坪 (28.9年/90.8坪) |
| 財光寺駅 | 45.4万/坪 (20.6年/116坪) | 64.3万/坪 (14.3年/92.5坪) | 38.4万/坪 (17.4年/71.6坪) |
| 南日向駅 | 24.2万/坪 (44.8年/116坪) | 33.8万/坪 (41.9年/202坪) | 42.5万/坪 (21.4年/73.4坪) |
| 美々津駅 | 4.6万/坪 (0年/151坪) | - | 30.3万/坪 (23.9年/72.6坪) |
| 東都農駅 | 1.1万/坪 (40.3年/142坪) | - | |
| 都農駅 | 47.4万/坪 (15.1年/182坪) | 18.6万/坪 (26.3年/193坪) | 17.3万/坪 (42.7年/86.7坪) |
| 川南駅 | 33.2万/坪 (29.8年/177坪) | 20.5万/坪 (32.9年/257坪) | 52.5万/坪 (28.5年/161坪) |
| 高鍋駅 | 35.0万/坪 (27.4年/131坪) | 30.4万/坪 (27.4年/119坪) | 25.5万/坪 (30.5年/163坪) |
| 日向新富駅 | 45.6万/坪 (23.2年/189坪) | 25.0万/坪 (27.8年/149坪) | 31.2万/坪 (27.6年/136坪) |
| 佐土原駅 | 57.4万/坪 (20.0年/106坪) | 71.8万/坪 (14.1年/98.5坪) | 47.2万/坪 (25.4年/98.1坪) |
| 日向住吉駅 | 53.7万/坪 (30.5年/124坪) | 69.5万/坪 (20.6年/99.9坪) | 81.9万/坪 (14.0年/93.8坪) |
| 蓮ケ池駅 | 42.8万/坪 (28.9年/96.6坪) | 66.4万/坪 (20.9年/92.2坪) | 53.1万/坪 (21.0年/112坪) |
| 宮崎神宮駅 | 71.2万/坪 (20.5年/98.6坪) | 68.5万/坪 (24.3年/93.2坪) | 61.2万/坪 (26.7年/109坪) |
| 宮崎駅 | 69.8万/坪 (29.4年/107坪) | 58.9万/坪 (31.1年/98.8坪) | 53.2万/坪 (29.8年/100坪) |
| 南宮崎駅 | 59.6万/坪 (27.6年/70.1坪) | 71.1万/坪 (19.7年/80.3坪) | 64.9万/坪 (23.8年/90.4坪) |
| 加納駅 | 55.7万/坪 (26.8年/72.3坪) | 51.1万/坪 (25.6年/79.5坪) | 53.5万/坪 (20.4年/73.0坪) |
| 清武駅 | 51.0万/坪 (26.3年/142坪) | 85.6万/坪 (13.8年/107坪) | 62.3万/坪 (14.6年/83.0坪) |
| 日向沓掛駅 | 52.8万/坪 (18.3年/202坪) | 44.1万/坪 (29.9年/118坪) | 24.5万/坪 (28.3年/91.5坪) |
| 田野駅 | 44.8万/坪 (25.8年/120坪) | 22.3万/坪 (21.7年/95.1坪) | 54.2万/坪 (9.5年/132坪) |
| 青井岳駅 | - | - | - |
| 山之口駅 | 37.8万/坪 (28.8年/295坪) | 18.3万/坪 (20.3年/228坪) | 18.6万/坪 (29.6年/128坪) |
| 餅原駅 | 18.2万/坪 (31.8年/237坪) | 59.7万/坪 (12.3年/95.8坪) | 28.1万/坪 (27.8年/188坪) |
| 三股駅 | 41.2万/坪 (24.6年/127坪) | 32.6万/坪 (30.8年/137坪) | 41.6万/坪 (22.1年/123坪) |
| 都城駅 | 32.8万/坪 (32.6年/120坪) | 36.3万/坪 (31.6年/131坪) | 38.5万/坪 (27.0年/102坪) |
| 西都城駅 | 33.9万/坪 (32.9年/121坪) | 30.1万/坪 (28.8年/136坪) | 34.3万/坪 (27.8年/117坪) |
| 五十市駅 | 36.0万/坪 (24.5年/121坪) | 42.6万/坪 (24.2年/131坪) | 30.9万/坪 (28.4年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
都農駅 47.4 万/坪(昨年同期比 +155.6 ％)
都農駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.4万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +155.6％( +28.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 26.3年から -42.8 ％減)。平均土地面積は 182.1 坪 (昨年 192.7 坪から -5.5 ％減)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 50.1 坪から -22.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 26.3 年 → 2022年 15.1 年、-42.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.0 分 → 2022年 14.2 分、-41.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 ％ → 2022年 50.0 ％)
山之口駅 37.8 万/坪(昨年同期比 +106.1 ％)
山之口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +106.1％( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 20.3年から +41.7 ％増)。平均土地面積は 294.7 坪 (昨年 228.2 坪から +29.1 ％増)。平均建物面積は 122.8 坪 (昨年 39.5 坪から +210.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 49.6 分 → 2022年 24.6 分、-50.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 20.3 年 → 2022年 28.8 年、+41.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 42.9 ％ → 2022年 50.0 ％)
東都農駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -75.9 ％)
東都農駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -75.9％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 48.3年から -16.6 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 393.3 坪から -90.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 48.3 年 → 2022年 40.3 年、-16.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 44.0 分 → 2022年 29.0 分、-34.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
餅原駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -69.6 ％)
餅原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -69.6％( -41.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 12.3年から +158.4 ％増)。平均土地面積は 237.0 坪 (昨年 95.8 坪から +147.4 ％増)。平均建物面積は 24.7 坪 (昨年 40.4 坪から -38.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.3 年 → 2022年 31.8 年、+158.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 23.1 分 → 2022年 25.5 分、+10.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示