【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜9月期のJR筑肥西線 (山本駅～伊万里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +34.4％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 32.7年から -24.3 ％減)。平均土地面積は 143.1 坪 (昨年 115.8 坪から +23.6 ％増)。平均建物面積は 65.4 坪 (昨年 51.8 坪から +26.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。山本駅、桃川駅、上伊万里駅、伊万里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上伊万里駅で昨年に比べ +64.4 ％、坪単価は 25.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(上伊万里駅)は +64.4 ％(坪単価 +10.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(肥前久保駅)は -96.1 ％(坪単価 -12.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.7 年 → 2023年 24.7 年、-24.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.7 ％ → 2023年 21.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 43.5 ％ → 2023年 28.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +39.5％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった肥前久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.15万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -96.1％( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR筑肥西線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山本駅 | 61.2万/坪 (1.0年/101坪) | 43.8万/坪 (21.5年/98.3坪) | 55.6万/坪 (18.6年/119坪) |
| 肥前久保駅 | 0.5万/坪 (42.0年/178坪) | 12.7万/坪 (42.5年/103坪) | - |
| 西相知駅 | - | 33.1万/坪 (22.0年/81.7坪) | - |
| 駒鳴駅 | - | - | - |
| 大川野駅 | - | 22.5万/坪 (24.3年/172坪) | - |
| 桃川駅 | 4.7万/坪 (0年/136坪) | 3.4万/坪 (55.8年/139坪) | 16.5万/坪 (0年/43.9坪) |
| 金石原駅 | - | - | 3.5万/坪 (73.0年/227坪) |
| 上伊万里駅 | 25.4万/坪 (19.3年/200坪) | 15.5万/坪 (40.1年/105坪) | 17.7万/坪 (36.4年/96.8坪) |
| 伊万里駅 | 48.1万/坪 (25.8年/143坪) | 37.1万/坪 (33.9年/124坪) | 35.4万/坪 (27.4年/95.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上伊万里駅 25.4 万/坪(昨年同期比 +64.4 ％)
上伊万里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.4万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +64.4％( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 40.1年から -52.0 ％減)。平均土地面積は 199.7 坪 (昨年 104.9 坪から +90.4 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 98.3 坪から -40.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 40.1 年 → 2023年 19.3 年、-52.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 30.0 分 → 2023年 26.0 分、-13.3 ％と減少)
肥前久保駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -96.1 ％)
肥前久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.15万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -96.1％( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 42.5年から -1.2 ％減)。平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 102.9 坪から +73.5 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 39.3 坪から +3.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 3.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示