【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年7月〜9月期の東京メトロ千代田線 (北綾瀬駅～代々木上原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 384万円/坪(116万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +36.7％( +102.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2020年)に比べて -2.6％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 50.2 坪 (昨年 37.6 坪から +33.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。綾瀬駅、北千住駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北千住駅で昨年に比べ +33.7 ％、坪単価は 182 万円/坪となった。
上位 2 駅(北千住駅、綾瀬駅)は +33.6 ％(坪単価 +44.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西日暮里駅、千駄木駅)は -38.4 ％(坪単価 -150.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 ％ → 2021年 8.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.6 ％ → 2021年 13.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 484万円/坪(146万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -0.9％( -4.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北綾瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +9.8％( +10.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ千代田線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北綾瀬駅 | 116万/坪 (101坪) | 105万/坪 (29.2坪) | 86.7万/坪 (72.2坪) |
| 綾瀬駅 | 175万/坪 (56.0坪) | 131万/坪 (54.5坪) | 163万/坪 (21.2坪) |
| 北千住駅 | 182万/坪 (47.6坪) | 136万/坪 (31.6坪) | 166万/坪 (26.9坪) |
| 町屋駅 | 149万/坪 (36.0坪) | 170万/坪 (58.4坪) | 145万/坪 (50.9坪) |
| 西日暮里駅 | 221万/坪 (34.8坪) | 421万/坪 (27.7坪) | 464万/坪 (172坪) |
| 千駄木駅 | 242万/坪 (18.2坪) | 344万/坪 (19.2坪) | 298万/坪 (28.7坪) |
| 根津駅 | 383万/坪 (25.7坪) | 363万/坪 (25.2坪) | 278万/坪 (22.7坪) |
| 湯島駅 | 661万/坪 (24.2坪) | - | - |
| 新御茶ノ水駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | 229万/坪 (39.3坪) | - |
| 国会議事堂前駅 | - | - | - |
| 赤坂駅 | 3,438万/坪 (37.8坪) | - | - |
| 乃木坂駅 | 696万/坪 (115坪) | - | - |
| 表参道駅 | 954万/坪 (52.2坪) | - | - |
| 明治神宮前駅 | - | 1,429万/坪 (49.2坪) | - |
| 代々木公園駅 | 496万/坪 (48.4坪) | - | - |
| 代々木上原駅 | 484万/坪 (45.9坪) | 489万/坪 (40.8坪) | 485万/坪 (22.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北千住駅 182.2 万/坪(昨年同期比 +33.7 ％)
北千住駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 182万円/坪(55.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +33.7％( +45.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 31.6 坪から +50.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.1 分 → 2021年 12.4 分、+35.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 12.5 ％)
綾瀬駅 175.0 万/坪(昨年同期比 +33.4 ％)
綾瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 175万円/坪(52.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +33.4％( +43.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 54.5 坪から +2.8 ％増)。
西日暮里駅 221.3 万/坪(昨年同期比 -47.4 ％)
西日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 221万円/坪(67.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -47.4％( -199.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 27.7 坪から +25.5 ％増)。
千駄木駅 242.4 万/坪(昨年同期比 -29.5 ％)
千駄木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 242万円/坪(73.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -29.5％( -101.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 19.2 坪から -5.3 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示