【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅~金山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +39.6%( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて -29.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 29.5年から -19.9 %減)。平均専有面積は 52.5 ㎡ (昨年 65.9 ㎡から -20.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。金山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋港駅で昨年に比べ +852.4 %、単価は 28.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(名古屋港駅)は +852.4 %(単価 +25.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(六番町駅)は -31.8 %(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 29.5 年 → 2023年 23.7 年、-19.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 58.8 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.4 分 → 2023年 9.3 分、+26.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 29.4 % → 2023年 25.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +24.4%( +12.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東海通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -26.1%( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名古屋市名港線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋港駅 | 28.6万/㎡ (17.0年/70.0㎡) | 3.0万/㎡ (38.0年/50.0㎡) | 32.0万/㎡ (8.0年/75.0㎡) |
築地口駅 | 14.9万/㎡ (32.4年/50.0㎡) | - | 24.7万/㎡ (19.0年/77.5㎡) |
港区役所駅 | - | - | 15.4万/㎡ (34.6年/70.0㎡) |
東海通駅 | 20.0万/㎡ (42.0年/60.0㎡) | 27.1万/㎡ (29.7年/61.7㎡) | 30.8万/㎡ (18.0年/65.0㎡) |
六番町駅 | 21.5万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 31.6万/㎡ (31.7年/66.7㎡) | 28.2万/㎡ (15.0年/85.0㎡) |
日比野駅 | - | 22.7万/㎡ (29.8年/68.1㎡) | 18.7万/㎡ (30.5年/58.8㎡) |
金山駅 | 64.5万/㎡ (11.0年/45.0㎡) | 51.8万/㎡ (21.0年/70.0㎡) | 53.4万/㎡ (16.0年/72.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋港駅 28.6 万/㎡(昨年同期比 +852.4 %)
名古屋港駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +852.4%( +25.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.0年(昨年 38.0年から -55.3 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 38.0 年 → 2023年 17.0 年、-55.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
六番町駅 21.5 万/㎡(昨年同期比 -31.8 %)
六番町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -31.8%( -10.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 31.7年から -2.1 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から -2.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示