【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の鹿児島市電第一期線 (武之橋駅～鹿児島駅前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +16.6％( +5.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 18.4年から -5.7 ％減)。平均専有面積は 67.1 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -13.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武之橋駅、高見馬場駅、いづろ通駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武之橋駅で昨年に比べ +33.3 ％、単価は 57.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(武之橋駅)は +33.3 ％(単価 +14.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新屋敷駅)は +4.0 ％(単価 +1.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.7 分 → 2025年 5.6 分、-27.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 16.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.8 ％ → 2025年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 16.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.1 ％ → 2025年 30.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武之橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +33.3％( +14.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新屋敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.0％( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 鹿児島市電第一期線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武之橋駅 | 57.1万/㎡ (12.8年/85.0㎡) | 42.8万/㎡ (5.9年/76.2㎡) | 30.4万/㎡ (21.4年/58.3㎡) |
| 新屋敷駅 | 26.8万/㎡ (29.8年/41.7㎡) | 25.8万/㎡ (33.1年/65.0㎡) | - |
| 甲東中学校前駅 | 46.7万/㎡ (6.3年/60.0㎡) | 43.5万/㎡ (12.3年/81.7㎡) | 10.8万/㎡ (37.8年/25.0㎡) |
| 高見馬場駅 | 48.3万/㎡ (13.3年/76.7㎡) | 39.3万/㎡ (15.2年/76.7㎡) | 43.1万/㎡ (15.1年/80.0㎡) |
| 天文館通駅 | - | 41.2万/㎡ (15.2年/71.2㎡) | 28.3万/㎡ (33.2年/65.0㎡) |
| いづろ通駅 | 34.5万/㎡ (15.7年/73.3㎡) | 26.8万/㎡ (26.4年/95.0㎡) | 39.2万/㎡ (13.4年/70.0㎡) |
| 朝日通駅 | - | 39.4万/㎡ (5.5年/80.0㎡) | 42.3万/㎡ (5.0年/72.5㎡) |
| 市役所前駅 | - | 45.2万/㎡ (6.0年/80.0㎡) | 36.7万/㎡ (22.8年/50.0㎡) |
| 水族館口駅 | - | 24.0万/㎡ (31.7年/77.0㎡) | 43.0万/㎡ (8.9年/81.2㎡) |
| 桜島桟橋通駅 | - | 35.5万/㎡ (18.4年/82.5㎡) | - |
| 鹿児島駅前駅 | - | 23.0万/㎡ (27.8年/76.2㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
武之橋駅 57.1 万/㎡(昨年同期比 +33.3 ％)
武之橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +33.3％( +14.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 5.9年から +117.0 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から +11.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.0 分 → 2025年 3.5 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 5.9 年 → 2025年 12.8 年、+117.0 ％と大きく増加)
新屋敷駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 +4.0 ％)
新屋敷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +4.0％( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 33.1年から -10.2 ％減)。平均専有面積は 41.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -35.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 33.1 年 → 2025年 29.8 年、-10.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.5 分 → 2025年 6.0 分、-36.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示