
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR鹿児島本線 (川内駅~鹿児島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -6.8%( -2.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -77.1%( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 21.3年から +2.1 %増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 68.4 ㎡から -8.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。川内駅、鹿児島中央駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは鹿児島中央駅で昨年に比べ -9.7 %、単価は 29.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(鹿児島駅)は +3.4 %(単価 +1.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿児島中央駅)は -9.7 %(単価 -3.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.1 分 → 2024年 11.3 分、-43.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 % → 2024年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.5 % → 2024年 12.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿児島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.4%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川内駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -5.3%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR鹿児島本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川内駅 | 28.9万/㎡ (10.8年/72.5㎡) | 30.5万/㎡ (13.8年/95.0㎡) | - |
伊集院駅 | - | - | - |
広木駅 | - | - | - |
鹿児島中央駅 | 29.3万/㎡ (26.0年/54.0㎡) | 32.5万/㎡ (22.6年/66.1㎡) | 28.7万/㎡ (27.5年/64.7㎡) |
鹿児島駅 | 30.6万/㎡ (22.8年/85.0㎡) | 29.6万/㎡ (18.8年/70.9㎡) | 32.3万/㎡ (21.9年/71.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
鹿児島駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 +3.4 %)
鹿児島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.4%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.9%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 18.8年から +21.3 %増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 70.9 ㎡から +19.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.5 分 → 2024年 6.0 分、-65.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.8 年 → 2024年 22.8 年、+21.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 100.0 %)
鹿児島中央駅 29.3 万/㎡(昨年同期比 -9.7 %)
鹿児島中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.7%( -3.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -78.3%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 22.6年から +15.0 %増)。平均専有面積は 54.0 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から -18.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.1 分 → 2024年 14.0 分、-36.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.6 年 → 2024年 26.0 年、+15.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示