【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の九州新幹線 (博多駅~久留米駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.9%( -1.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 73 件(1年前(2023年)に比べて -8.8%( -7件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 22.9年から +7.3 %増)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 42.6 ㎡から +9.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。久留米駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは久留米駅で昨年に比べ +13.3 %、単価は 22.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(久留米駅)は +13.3 %(単価 +2.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(博多駅)は +2.5 %(単価 +1.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 57.5 % → 2024年 49.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.3 % → 2024年 2.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 % → 2024年 11.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 % → 2024年 4.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.5%( +1.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 53 件(1年前(2023年)に比べて -20.9%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +13.3%( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて +53.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 九州新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 博多駅 | 50.0万/㎡ (23.4年/37.5㎡) | 48.8万/㎡ (22.2年/37.8㎡) | 46.0万/㎡ (21.8年/35.5㎡) |
| 久留米駅 | 22.0万/㎡ (27.7年/71.2㎡) | 19.4万/㎡ (26.5年/66.9㎡) | 27.4万/㎡ (19.9年/73.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
久留米駅 22.0 万/㎡(昨年同期比 +13.3 %)
久留米駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +13.3%( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2023年)に比べて +53.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 26.5年から +4.8 %増)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 66.9 ㎡から +6.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.6 分 → 2024年 12.2 分、-30.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 5.0 %)
博多駅 50.0 万/㎡(昨年同期比 +2.5 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +2.5%( +1.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 53 件(1年前(2023年)に比べて -20.9%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 22.2年から +5.3 %増)。平均専有面積は 37.5 ㎡ (昨年 37.8 ㎡から -1.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.7 % → 2024年 39.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 % → 2024年 1.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 % → 2024年 13.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 4.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示