【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期の山陽新幹線 (小倉駅~博多駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +29.2%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 63 件(1年前(2024年)に比べて -32.3%( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 25.3年から -4.2 %減)。平均専有面積は 39.8 ㎡ (昨年 40.5 ㎡から -1.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。博多駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +33.9 %、単価は 55.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(博多駅)は +33.9 %(単価 +14.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小倉駅)は +4.5 %(単価 +1.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 % → 2025年 9.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 59.1 % → 2025年 42.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 % → 2025年 15.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.2 % → 2025年 1.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +33.9%( +14.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(1年前(2024年)に比べて -34.2%( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.5%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -21.4%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 山陽新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 25.8万/㎡ (32.0年/72.3㎡) | 24.7万/㎡ (25.5年/58.9㎡) | 17.6万/㎡ (27.8年/64.2㎡) |
| 博多駅 | 55.9万/㎡ (22.6年/33.0㎡) | 41.7万/㎡ (25.3年/37.2㎡) | 42.0万/㎡ (24.0年/32.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 55.9 万/㎡(昨年同期比 +33.9 %)
博多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +33.9%( +14.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(1年前(2024年)に比べて -34.2%( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 25.3年から -10.5 %減)。平均専有面積は 33.0 ㎡ (昨年 37.2 ㎡から -11.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 25.3 年 → 2025年 22.6 年、-10.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 11.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.8 % → 2025年 46.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.1 % → 2025年 9.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 % → 2025年 1.9 %)
小倉駅 25.8 万/㎡(昨年同期比 +4.5 %)
小倉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.5%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -21.4%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 25.5年から +25.5 %増)。平均専有面積は 72.3 ㎡ (昨年 58.9 ㎡から +22.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.5 年 → 2025年 32.0 年、+25.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 45.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示