【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR宇部線 (新山口駅～宇部駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +18.6％( +4.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -88.5％( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 20.7年から -27.4 ％減)。平均専有面積は 78.9 ㎡ (昨年 73.0 ㎡から +8.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅、東新川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東新川駅で昨年に比べ +84.8 ％、単価は 30.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(東新川駅)は +84.8 ％(単価 +14.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(居能駅)は -9.8 ％(単価 -0.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.7 年 → 2025年 15.0 年、-27.4 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.6 ％ → 2025年 11.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.8 ％ → 2025年 11.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.3 分 → 2025年 8.9 分、+22.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.2 ％ → 2025年 22.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +32.2％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -87.2％( -34件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった居能駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -9.8％( -0.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR宇部線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | 32.1万/㎡ (10.2年/67.0㎡) | 24.3万/㎡ (18.4年/75.5㎡) | 23.8万/㎡ (14.5年/76.8㎡) |
| 宇部岬駅 | - | 9.9万/㎡ (34.3年/80.0㎡) | 10.0万/㎡ (33.5年/80.0㎡) |
| 東新川駅 | 30.6万/㎡ (9.0年/85.0㎡) | 16.6万/㎡ (27.4年/58.1㎡) | 18.8万/㎡ (20.9年/71.4㎡) |
| 琴芝駅 | - | 26.6万/㎡ (13.6年/78.0㎡) | 34.4万/㎡ (11.9年/72.5㎡) |
| 宇部新川駅 | 23.0万/㎡ (20.0年/100㎡) | 23.2万/㎡ (22.3年/75.4㎡) | 21.8万/㎡ (25.5年/52.8㎡) |
| 居能駅 | 6.4万/㎡ (34.0年/90.0㎡) | 7.1万/㎡ (33.0年/70.0㎡) | 6.1万/㎡ (32.6年/78.8㎡) |
| 岩鼻駅 | 18.0万/㎡ (21.0年/100㎡) | - | 32.8万/㎡ (8.1年/78.3㎡) |
| 宇部駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東新川駅 30.6 万/㎡(昨年同期比 +84.8 ％)
東新川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +84.8％( +14.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.3％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 27.4年から -67.2 ％減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 58.1 ㎡から +46.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.4 年 → 2025年 9.0 年、-67.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 5.9 分 → 2025年 7.0 分、+18.2 ％と増加)
居能駅 6.4 万/㎡(昨年同期比 -9.8 ％)
居能駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -9.8％( -0.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.0年(昨年 33.0年から +3.0 ％増)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +28.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 11.0 分、+22.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示