【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のアストラムライン (本通駅～大塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +2.8％( +1.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 22.2年から -1.8 ％減)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 78.9 ㎡から -1.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。城北駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安東駅で昨年に比べ +100.4 ％、単価は 38.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(安東駅、城北駅)は +65.2 ％(単価 +18.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大塚駅、牛田駅)は -31.5 ％(単価 -11.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 71.4 ％ → 2025年 47.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 ％ → 2025年 9.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.1 分 → 2025年 8.9 分、+46.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 ％ → 2025年 9.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった城北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +30.1％( +17.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -32.9％( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| アストラムライン | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 本通駅 | 41.4万/㎡ (5.0年/70.0㎡) | - | 35.7万/㎡ (19.0年/115㎡) |
| 城北駅 | 76.7万/㎡ (10.0年/120㎡) | 58.9万/㎡ (15.0年/81.2㎡) | - |
| 新白島駅 | - | 57.3万/㎡ (12.8年/63.8㎡) | 55.6万/㎡ (15.0年/70.0㎡) |
| 白島駅 | 56.0万/㎡ (16.0年/75.0㎡) | 53.3万/㎡ (23.3年/73.8㎡) | 19.8万/㎡ (45.0年/68.3㎡) |
| 牛田駅 | 41.0万/㎡ (25.0年/75.6㎡) | 58.7万/㎡ (6.0年/75.0㎡) | 31.7万/㎡ (25.5年/72.5㎡) |
| 不動院前駅 | - | 34.7万/㎡ (25.0年/75.0㎡) | - |
| 祇園新橋北駅 | - | - | 23.5万/㎡ (39.7年/65.0㎡) |
| 西原駅 | - | 31.5万/㎡ (25.0年/72.5㎡) | 45.4万/㎡ (11.0年/72.5㎡) |
| 中筋駅 | 26.6万/㎡ (30.3年/72.5㎡) | 29.5万/㎡ (28.7年/70.0㎡) | 24.5万/㎡ (26.0年/80.0㎡) |
| 古市駅 | - | 25.9万/㎡ (26.0年/85.0㎡) | 34.3万/㎡ (22.0年/70.0㎡) |
| 大町駅 | 44.4万/㎡ (10.0年/77.5㎡) | 37.3万/㎡ (20.0年/75.0㎡) | 35.8万/㎡ (18.2年/79.2㎡) |
| 毘沙門台駅 | - | - | 18.8万/㎡ (34.0年/80.0㎡) |
| 安東駅 | 38.5万/㎡ (28.0年/65.0㎡) | 19.2万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | - |
| 上安駅 | - | 22.4万/㎡ (27.0年/85.0㎡) | 28.7万/㎡ (27.0年/70.0㎡) |
| 高取駅 | - | - | - |
| 長楽寺駅 | - | - | - |
| 伴駅 | - | 23.8万/㎡ (27.0年/80.0㎡) | - |
| 大原駅 | - | - | 37.3万/㎡ (7.0年/70.0㎡) |
| 大塚駅 | 9.1万/㎡ (26.0年/110㎡) | 13.5万/㎡ (29.0年/118㎡) | 20.0万/㎡ (22.3年/96.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
安東駅 38.5 万/㎡(昨年同期比 +100.4 ％)
安東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +100.4％( +19.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 32.0年から -12.5 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 32.0 年 → 2025年 28.0 年、-12.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.0 分 → 2025年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
城北駅 76.7 万/㎡(昨年同期比 +30.1 ％)
城北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +30.1％( +17.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 15.0年から -33.3 ％減)。平均専有面積は 120.0 ㎡ (昨年 81.2 ㎡から +47.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 15.0 年 → 2025年 10.0 年、-33.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 5.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
大塚駅 9.1 万/㎡(昨年同期比 -32.9 ％)
大塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -32.9％( -4.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 29.0年から -10.3 ％減)。平均専有面積は 110.0 ㎡ (昨年 118.3 ㎡から -7.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 29.0 年 → 2025年 26.0 年、-10.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.0 分 → 2025年 13.0 分、-13.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
牛田駅 41.0 万/㎡(昨年同期比 -30.1 ％)
牛田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -30.1％( -17.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 6.0年から +316.6 ％増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 6.0 年 → 2025年 25.0 年、+316.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 12.4 分、+209.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示