【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のアストラムライン (本通駅～大塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +6.4％( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -27.6％( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 24.3年から -10.6 ％減)。平均専有面積は 77.6 ㎡ (昨年 81.0 ㎡から -4.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。大町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは牛田駅で昨年に比べ +160.6 ％、単価は 51.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(牛田駅、大町駅)は +104.1 ％(単価 +23.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(安東駅、白島駅)は -31.4 ％(単価 -9.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 24.3 年 → 2024年 21.8 年、-10.6 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 15.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.7 ％ → 2024年 5.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 26.3 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.5 ％ → 2024年 5.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった城北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +8.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -50.6％( -14.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| アストラムライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 本通駅 | - | 21.0万/㎡ (44.8年/27.5㎡) | 38.7万/㎡ (25.8年/60.0㎡) |
| 城北駅 | 71.4万/㎡ (4.8年/35.0㎡) | 63.3万/㎡ (8.8年/60.0㎡) | - |
| 新白島駅 | 64.7万/㎡ (12.8年/77.5㎡) | 59.0万/㎡ (13.3年/98.8㎡) | 36.1万/㎡ (32.1年/61.7㎡) |
| 白島駅 | 31.3万/㎡ (33.4年/53.3㎡) | 35.7万/㎡ (33.0年/71.2㎡) | 45.1万/㎡ (27.8年/73.3㎡) |
| 牛田駅 | 51.4万/㎡ (23.8年/70.0㎡) | 19.7万/㎡ (31.8年/75.0㎡) | - |
| 不動院前駅 | 21.5万/㎡ (29.8年/95.0㎡) | - | - |
| 祇園新橋北駅 | 40.0万/㎡ (24.8年/85.0㎡) | 34.1万/㎡ (23.8年/85.0㎡) | 29.3万/㎡ (22.8年/75.0㎡) |
| 西原駅 | - | 40.9万/㎡ (18.3年/86.2㎡) | 34.4万/㎡ (25.2年/74.0㎡) |
| 中筋駅 | - | - | 32.3万/㎡ (30.8年/65.0㎡) |
| 古市駅 | 31.1万/㎡ (23.8年/90.0㎡) | 31.4万/㎡ (25.8年/70.0㎡) | 33.3万/㎡ (22.8年/75.0㎡) |
| 大町駅 | 48.3万/㎡ (9.0年/72.5㎡) | 32.7万/㎡ (25.3年/77.5㎡) | 38.7万/㎡ (11.8年/75.0㎡) |
| 毘沙門台駅 | - | - | - |
| 安東駅 | 14.5万/㎡ (0年/60.0㎡) | 29.3万/㎡ (0年/75.0㎡) | - |
| 上安駅 | - | - | - |
| 高取駅 | 28.4万/㎡ (18.8年/95.0㎡) | - | 26.7万/㎡ (27.8年/75.0㎡) |
| 長楽寺駅 | 23.1万/㎡ (32.8年/65.0㎡) | - | - |
| 伴駅 | - | - | - |
| 大原駅 | - | 40.0万/㎡ (7.8年/75.0㎡) | - |
| 大塚駅 | 19.0万/㎡ (28.4年/112㎡) | 20.1万/㎡ (25.6年/100㎡) | 21.5万/㎡ (20.1年/96.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
牛田駅 51.4 万/㎡(昨年同期比 +160.6 ％)
牛田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +160.6％( +31.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.8年から -25.2 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -6.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.8 年 → 2024年 23.8 年、-25.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.5 分 → 2024年 13.0 分、-36.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
大町駅 48.3 万/㎡(昨年同期比 +47.7 ％)
大町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +47.7％( +15.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 25.3年から -64.3 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -6.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.3 年 → 2024年 9.0 年、-64.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.5 分 → 2024年 5.8 分、-23.3 ％と大きく減少)
安東駅 14.5 万/㎡(昨年同期比 -50.6 ％)
安東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -50.6％( -14.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 2.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
白島駅 31.3 万/㎡(昨年同期比 -12.3 ％)
白島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -12.3％( -4.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 33.0年から +1.3 ％増)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から -25.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.2 分 → 2024年 9.3 分、+28.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示