【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の山陽新幹線 (福山駅~広島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +17.3%( +6.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 97 件(1年前(2023年)に比べて -1.0%( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 26.0年から -4.5 %減)。平均専有面積は 64.9 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から -4.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。広島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは広島駅で昨年に比べ +28.4 %、単価は 49.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(広島駅)は +28.4 %(単価 +11.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(三原駅)は -20.9 %(単価 -6.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 % → 2024年 8.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.9 % → 2024年 18.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 39.4 % → 2024年 43.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +28.4%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(1年前(2023年)に比べて -3.0%( -2件/㎡)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.4%( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
| 山陽新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福山駅 | 24.2万/㎡ (25.7年/73.3㎡) | 26.5万/㎡ (26.2年/61.3㎡) | 25.7万/㎡ (25.6年/67.2㎡) |
| 三原駅 | 25.9万/㎡ (21.9年/70.0㎡) | 32.7万/㎡ (11.6年/76.7㎡) | 27.7万/㎡ (9.1年/73.8㎡) |
| 東広島駅 | - | - | - |
| 広島駅 | 49.6万/㎡ (24.9年/61.0㎡) | 38.6万/㎡ (27.3年/69.4㎡) | 37.3万/㎡ (25.7年/63.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
広島駅 49.6 万/㎡(昨年同期比 +28.4 %)
広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +28.4%( +11.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(1年前(2023年)に比べて -3.0%( -2件/㎡)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 27.3年から -8.7 %減)。平均専有面積は 61.0 ㎡ (昨年 69.4 ㎡から -12.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 % → 2024年 11.3 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 % → 2024年 6.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 35.4 % → 2024年 35.5 %)
三原駅 25.9 万/㎡(昨年同期比 -20.9 %)
三原駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -20.9%( -6.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +16.7%( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 11.6年から +89.0 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -8.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.6 年 → 2024年 21.9 年、+89.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示