【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR芸備線 (三次駅～広島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +1.7％( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 62 件(１年前(2024年)に比べて -7.5％( -5件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 25.3年から -1.5 ％減)。平均専有面積は 70.2 ㎡ (昨年 63.7 ㎡から +10.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。矢賀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢賀駅で昨年に比べ +44.5 ％、単価は 25.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(矢賀駅)は +44.5 ％(単価 +7.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(広島駅)は +6.7 ％(単価 +3.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.2 ％ → 2025年 6.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 ％ → 2025年 3.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.4 ％ → 2025年 9.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.6 ％ → 2025年 21.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +6.7％( +3.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて -15.9％( -10件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった矢賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +44.5％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +400.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR芸備線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三次駅 | - | - | - |
| 上深川駅 | - | 5.6万/㎡ (31.0年/75.0㎡) | - |
| 中深川駅 | - | - | - |
| 下深川駅 | - | - | - |
| 玖村駅 | 10.0万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | - | - |
| 安芸矢口駅 | 13.1万/㎡ (29.5年/70.0㎡) | - | 16.3万/㎡ (32.5年/68.3㎡) |
| 戸坂駅 | - | 15.5万/㎡ (27.5年/77.5㎡) | 10.7万/㎡ (43.5年/62.5㎡) |
| 矢賀駅 | 25.3万/㎡ (26.6年/81.0㎡) | 17.5万/㎡ (34.0年/80.0㎡) | 25.2万/㎡ (25.7年/75.0㎡) |
| 広島駅 | 48.7万/㎡ (24.5年/69.2㎡) | 45.7万/㎡ (25.0年/62.9㎡) | 37.7万/㎡ (27.0年/67.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
矢賀駅 25.3 万/㎡(昨年同期比 +44.5 ％)
矢賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +44.5％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +400.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 34.0年から -21.8 ％減)。平均専有面積は 81.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +1.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.0 年 → 2025年 26.6 年、-21.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 80.0 ％)
広島駅 48.7 万/㎡(昨年同期比 +6.7 ％)
広島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +6.7％( +3.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて -15.9％( -10件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 25.0年から -2.1 ％減)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 62.9 ㎡から +10.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 ％ → 2025年 7.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 3.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.5 ％ → 2025年 10.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示