【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期のJR津山線 (岡山駅～津山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -1.3万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて +3.6％( +2件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 19.6年から +15.6 ％増)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +1.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。岡山駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは法界院駅で昨年に比べ -14.1 ％、単価は 16.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(津山駅)は +234.3 ％(単価 +29.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(法界院駅)は -14.1 ％(単価 -2.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 ％ → 2024年 13.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 19.6 年 → 2024年 22.7 年、+15.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.8 ％ → 2024年 11.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 ％ → 2024年 40.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +234.3％( +29.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった法界院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -2.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR津山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡山駅 | 35.9万/㎡ (22.5年/72.6㎡) | 38.0万/㎡ (18.4年/69.3㎡) | 30.9万/㎡ (22.2年/66.7㎡) |
| 法界院駅 | 16.6万/㎡ (38.8年/45.0㎡) | 19.3万/㎡ (36.8年/91.7㎡) | 34.2万/㎡ (28.8年/67.5㎡) |
| 津山駅 | 42.5万/㎡ (0.8年/80.0㎡) | 12.7万/㎡ (26.8年/70.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
津山駅 42.5 万/㎡(昨年同期比 +234.3 ％)
津山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +234.3％( +29.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 26.8年から -97.2 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +14.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 26.8 年 → 2024年 0.8 年、-97.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 16.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
法界院駅 16.6 万/㎡(昨年同期比 -14.1 ％)
法界院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -2.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 36.8年から +5.4 ％増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 91.7 ㎡から -50.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.7 分 → 2024年 6.5 分、-15.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示