【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR山陰本線 (鳥取駅~米子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +13.4%( +3.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 33 件(1年前(2024年)に比べて -52.9%( -37件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 20.4年から -0.4 %減)。平均専有面積は 72.3 ㎡ (昨年 68.9 ㎡から +4.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。米子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは米子駅で昨年に比べ +60.9 %、単価は 24.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(米子駅)は +60.9 %(単価 +9.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東山公園駅)は -20.4 %(単価 -6.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.1 分 → 2025年 15.2 分、-20.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 % → 2025年 3.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.4 % → 2025年 3.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.0 % → 2025年 37.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.0 % → 2025年 3.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.1%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -57.1%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +60.9%( +9.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥取駅 | 27.2万/㎡ (19.2年/75.0㎡) | 27.2万/㎡ (18.3年/76.1㎡) | 27.4万/㎡ (17.7年/77.3㎡) |
| 湖山駅 | 25.7万/㎡ (18.0年/70.0㎡) | 30.0万/㎡ (16.8年/60.0㎡) | 25.3万/㎡ (15.0年/75.0㎡) |
| 鳥取大学前駅 | - | 9.0万/㎡ (33.3年/20.0㎡) | - |
| 大山口駅 | - | - | - |
| 東山公園駅 | 26.5万/㎡ (17.1年/77.5㎡) | 33.3万/㎡ (6.4年/75.0㎡) | - |
| 米子駅 | 24.5万/㎡ (22.9年/67.5㎡) | 15.2万/㎡ (27.5年/58.3㎡) | 20.9万/㎡ (22.2年/63.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米子駅 24.5 万/㎡(昨年同期比 +60.9 %)
米子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +60.9%( +9.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 27.5年から -16.6 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +15.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.5 年 → 2025年 22.9 年、-16.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 35.9 分 → 2025年 19.2 分、-46.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 53.3 % → 2025年 40.0 %)
東山公園駅 26.5 万/㎡(昨年同期比 -20.4 %)
東山公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -20.4%( -6.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.1年(昨年 6.4年から +168.5 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +3.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 6.4 年 → 2025年 17.1 年、+168.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.0 分 → 2025年 25.5 分、+82.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示