【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の神戸電鉄有馬線 (湊川駅~有馬温泉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.9%( -1.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 79 件(1年前(2024年)に比べて -46.6%( -69件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 34.5年から +4.0 %増)。平均専有面積は 67.9 ㎡ (昨年 69.6 ㎡から -2.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。箕谷駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは湊川駅で昨年に比べ +123.2 %、単価は 26.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(湊川駅、箕谷駅)は +72.5 %(単価 +8.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(丸山駅、花山駅)は -54.8 %(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.4 % → 2025年 31.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 51.4 % → 2025年 49.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.8 % → 2025年 39.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 % → 2025年 8.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +14.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -66.7%( -8.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 神戸電鉄有馬線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湊川駅 | 26.8万/㎡ (40.5年/67.5㎡) | 12.0万/㎡ (43.8年/75.0㎡) | 23.8万/㎡ (28.3年/80.0㎡) |
| 長田駅 | 15.2万/㎡ (37.3年/65.0㎡) | 16.7万/㎡ (38.1年/63.5㎡) | 16.3万/㎡ (37.1年/63.4㎡) |
| 丸山駅 | 4.3万/㎡ (40.7年/60.0㎡) | 13.0万/㎡ (33.3年/59.2㎡) | 10.2万/㎡ (35.6年/66.0㎡) |
| 鵯越駅 | 5.4万/㎡ (43.8年/60.0㎡) | - | - |
| 鈴蘭台駅 | 14.0万/㎡ (30.5年/74.0㎡) | 16.6万/㎡ (28.5年/75.0㎡) | 14.0万/㎡ (29.0年/74.4㎡) |
| 北鈴蘭台駅 | 6.0万/㎡ (46.2年/71.1㎡) | 8.6万/㎡ (42.6年/70.5㎡) | 6.9万/㎡ (43.8年/71.2㎡) |
| 山の街駅 | 13.4万/㎡ (29.6年/76.4㎡) | 12.6万/㎡ (32.4年/75.3㎡) | 15.4万/㎡ (27.8年/78.5㎡) |
| 箕谷駅 | 14.0万/㎡ (28.5年/83.0㎡) | 11.5万/㎡ (32.4年/88.5㎡) | 15.2万/㎡ (27.8年/80.0㎡) |
| 谷上駅 | - | 51.4万/㎡ (11.8年/70.0㎡) | 60.0万/㎡ (9.5年/65.0㎡) |
| 花山駅 | 6.9万/㎡ (41.7年/70.0㎡) | 12.1万/㎡ (37.8年/78.8㎡) | 11.8万/㎡ (32.5年/80.0㎡) |
| 大池駅 | - | - | 8.1万/㎡ (28.0年/67.5㎡) |
| 神鉄六甲駅 | 8.3万/㎡ (29.3年/60.0㎡) | 14.3万/㎡ (28.5年/60.0㎡) | 8.4万/㎡ (33.5年/70.0㎡) |
| 唐櫃台駅 | 4.6万/㎡ (31.0年/85.0㎡) | 7.5万/㎡ (29.7年/80.0㎡) | 10.0万/㎡ (29.0年/76.2㎡) |
| 有馬温泉駅 | 10.7万/㎡ (33.6年/59.4㎡) | 12.0万/㎡ (29.1年/62.9㎡) | 19.8万/㎡ (24.9年/65.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
湊川駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 +123.2 %)
湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +14.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 43.8年から -7.6 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -10.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.5 分、-35.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
箕谷駅 14.0 万/㎡(昨年同期比 +21.8 %)
箕谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +21.8%( +2.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 32.4年から -12.1 %減)。平均専有面積は 83.0 ㎡ (昨年 88.5 ㎡から -6.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 32.4 年 → 2025年 28.5 年、-12.1 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.3 分 → 2025年 7.6 分、-56.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 60.0 %)
丸山駅 4.3 万/㎡(昨年同期比 -66.7 %)
丸山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -66.7%( -8.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.7年(昨年 33.3年から +22.0 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 59.2 ㎡から +1.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 83.3 % → 2025年 75.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.3 年 → 2025年 40.7 年、+22.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 25.0 %)
花山駅 6.9 万/㎡(昨年同期比 -42.9 %)
花山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -42.9%( -5.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 37.8年から +10.1 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 78.8 ㎡から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 87.5 % → 2025年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 37.8 年 → 2025年 41.7 年、+10.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.9 分 → 2025年 6.5 分、+67.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示